ここから本文です

「エルトゥールル号」遭難事故から126年 犠牲者の冥福祈り追悼式 和歌山

産経新聞 9月17日(土)7時55分配信

 ■トルコの参事官ら献花

 明治23(1890)年に串本沖で遭難したトルコ軍艦「エルトゥールル号」(エ号)の遭難事故から126年を迎えた16日、犠牲者の冥(めい)福(ふく)を祈る追悼式が串本町樫野のトルコ軍艦遭難慰霊碑前で営まれた。

 エ号は串本沖で暴風雨に巻き込まれ遭難、587人の将兵が犠牲となったが、同町の住民らにより69人が救助された。遭難事故が発生した9月16日に毎年、追悼式が営まれている。

 今年の式典には田嶋勝正町長や駐日トルコ大使館のデハ・エルペッキ公使参事官、地元住民ら約100人が参列。犠牲者に黙祷(もくとう)をささげ、日本とトルコ両国の国歌を斉唱。その後、参列者による献花が行われた。

 田嶋町長は式辞で、昨年公開された日本とトルコ合作映画「海難1890」にふれ「両国の強固な友好関係を世界中の人々に知ってもらうことができた」とし、「トルコにとって串本が、常に心の隣人であり続けるよう日ト友好の町づくりを推進することを誓いたい」と述べた。

 エルペッキ参事官は「串本の人々の献身的な救助活動をきっかけに、遙かな故郷を持った人の間にも真の友情が芽生えるのだと気付くことができた。敬意と感謝を申し上げます」と述べた。

最終更新:9月17日(土)7時55分

産経新聞