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上場機に多角化加速 JR九州・青柳社長「さらに九州を元気に」

産経新聞 9月17日(土)7時55分配信

 JR九州の青柳俊彦社長は16日の記者会見で、同社の上場が承認されたことについて「これまで以上に九州を元気にする企業として、規模感を含め、拡大していきたい」と語った=写真。

 青柳氏は、上場・完全民営化によって経営の自由度が増すことを念頭に、多角化を加速する方針を示した。特に、マンションなど不動産賃貸を積極展開するという。「安定的な収益を確保する。可能性があれば、海外でも実力を試したい」と述べた。

 一方、本業である鉄道事業収支は厳しく、さらなるコスト削減が求められる。

 青柳氏は「車両メンテナンスを根本から見直す。人間が検査していたのを、機械で常時監視し、故障を事前に発見できるようにする」と強調した。

 また、上場後は株主から、不採算路線の見直しを迫られる可能性もある。

 青柳氏は「今後も、利用者と運行する側の総意に基づき、維持する努力を続けたい。ただ、(沿線の人口減によって)限界集落ならぬ『限界路線』となり、社会が出せる負担を上回れば、(鉄道かバスかなど)どんな形で公共交通機関を残すかを検討すべきだろう」と述べた。国土交通省は昨年12月、既存路線の維持に努めるよう求める指針などをまとめた。

最終更新:9月17日(土)7時55分

産経新聞