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通潤橋築いた石工・橋本勘五郎の生涯 テレビ熊本がドラマ制作

産経新聞 9月17日(土)7時55分配信

 テレビ熊本(TKU)は16日、現在の熊本県八代市出身で、江戸末期~明治中期に活躍した石工(いしく)、橋本勘五郎にスポットをあてたドラマ「絆を通した種山石工・橋本勘五郎~明日に架ける橋」の制作発表記者会見を、同市の東陽石匠館で開いた。

 橋本勘五郎は文政5(1822)年、肥後藩種山村の石工の家に生まれた。祖父は石工集団「種山石工」の祖と呼ばれた。

 若い頃から、兄弟と一緒にアーチ型石橋を架け続けた。26歳で霊台橋(熊本県美里町)をわずか7カ月で完成させ、その5年後に通潤橋(同県山都町)を建造した。

 名声は東京にも及び、万世橋や浅草橋なども手がけ、故郷の種山村で75歳で没した。

 「地元の人に、喜んで通ってもらえさえすればよい」。その思いで日本を代表する石橋の建造に従事し続けた。どんな逆境にも負けずに挑戦する生涯は、復興へと立ち上がる現在の熊本人と重なる。

 TKUは、八代市中心に10カ所でロケ撮影を実施、1時間15分のドラマ番組に仕上げる。

 制作発表には、TKUの本松賢会長や橋本勘五郎役を務める俳優の山崎銀之丞氏、ロケに協力した中村博生・八代市長らが出席した。本松氏は「被災した熊本の人々を元気づけ、前に進めるような番組作りを心がけている。1人でも多くの九州の人に見ていただきたい」と語った。

 10月30日午後4時5分~5時20分、FNS系列九州7局で同時放送される。

最終更新:9月17日(土)7時55分

産経新聞