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<米大統領>TPP承認へ協力要請 政財界要人と会談 

毎日新聞 9月17日(土)9時56分配信

 【ワシントン清水憲司】オバマ米大統領は16日、超党派の政財界要人と会談し、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の年内承認に向け議会への働きかけを強めるよう協力を要請した。オバマ氏は「中国がアジアで貿易枠組み構築を強く推進している」と警戒感を表明し、TPPの対中戦略上の意義を強調した。

 会談には、大統領選の共和党予備選に出馬した中西部オハイオ州のケーシック知事や、ポールソン元財務長官、IBMのロメッティ最高経営責任者(CEO)らが出席。オバマ氏は米議会が承認せず、TPPが発効しなければ「米国は長期にわたって不利益を被ることになる」と述べた。

 ケーシック氏はTPPを警戒している国として中国とロシアを挙げ、「TPPはアジアでの米国の影響力強化につながる」と賛同する考えを示した。

 オバマ氏は11月の大統領選後の議会承認を目指し、働きかけを本格化させる考えだ。民主党候補のクリントン氏と共和党候補トランプ氏はともにTPPに反対しているが、オバマ政権下での承認について、クリントン氏の陣営幹部は反対しない考えを示唆。一方、トランプ氏は15日発表した声明で容認しない方針を明らかにした。議会内では合意内容への不満が強く、審議入りのめどは立っていない。

最終更新:9月17日(土)10時59分

毎日新聞