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真田丸攻めた猛将紹介 初代松江藩主・松平直政展が開幕 島根

産経新聞 9月17日(土)7時55分配信

 松江藩の基礎を築いた松平家の初代藩主・松平直政をテーマにした特別展が16日、松江市の松江歴史館で開幕した。勇猛な武将であり優れた政治家でもあった両側面を、さまざまな資料で浮き彫りにしている。11月6日まで。

 直政の没後350年にちなみ、徳川美術館(名古屋市)などの協力を得て業績をたどる特別展を企画。徳川家康、豊臣秀吉という天下人2人を祖父に持って生まれ、越前(福井県)から信濃(長野県)を経て松江藩主として過ごした直政の生涯を64点の資料で紹介している。

 直政の初陣は、江戸時代初期に徳川幕府が豊臣家を攻めた慶長19(1614)年の「大坂冬の陣」。会場には、大坂城で真田信繁が守る「真田丸」を徳川方の名将らが攻めあぐねる中、直政が果敢に乗り込んでいった様子を描いた絵や着用した兜(かぶと)、信繁が感銘を受けて投げ与えたとされる軍扇などが並んでいる。

 西島太郎・専門学芸員は「直政は戦いに優れた面だけでなく、松江藩の基礎を築き、日御碕(ひのみさき)神社(出雲市大社町)の造営など後世に残る重要事業を手がけた側面も忘れてはいけない」と話している。

 期間中、24日午前10時半から、西島氏が講演。10月2、15日の両日も西島氏が展示解説を行う。また、特別講演会として10月16日午前10時半から、長野県松本市立博物館の窪田雅之館長が話す。

 問い合わせは松江歴史館(電)0852・32・1607。

最終更新:9月17日(土)7時55分

産経新聞