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<避難牛>飯舘村へ里帰り 5年3カ月ぶり 福島

毎日新聞 9月17日(土)10時0分配信

 東京電力福島第1原発事故によって飯舘村から避難させていた肉牛が16日、5年3カ月ぶりに村に戻ってきた。原発事故後、村に肉牛が戻るのは初めてで、古里を懐かしむような「モーモー」との鳴き声が村内に響いた。

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 持ち主は、肉牛の繁殖農家の山田長清(ちょうせい)さん(65)。山田さんは40年以上、村で繁殖を続けてきたものの、原発事故による全村避難に伴って、飼育する牛15頭のうち11頭を売却。若く血統の良い4頭は売却せず、猪苗代町の県営牧場に預けていた。

 この日は、この4頭が産んだ子牛など計13頭を猪苗代町からトラックで搬入。山田さんは牛の顔をなでながら「ようやく帰ってこれだなあ」と笑顔を見せた。

 村によると、原発事故前、農家約220軒が約2200頭の肉牛を飼っていた。村は今年度から、出荷の安全性を確かめるための「実証飼育」を始めており、肉牛の購入や牛舎の補修にかかる費用などを補助している。

 山田さんは、牛舎内の空間放射線量を、国の屋外の除染基準を下回る毎時0・2マイクロシーベルト以下まで除染。牛は放牧せずに購入した飼料を食べさせる。来年2月末ごろ、尿や血液の放射性物質濃度を測定し安全性を確認するという。【宮崎稔樹】

最終更新:9月17日(土)10時36分

毎日新聞

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