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<トランプ氏>「オバマ氏が米国生まれ」なぜか主張撤回

毎日新聞 9月17日(土)10時23分配信

 【ワシントン西田進一郎】米大統領選の共和党のドナルド・トランプ候補(70)は16日、首都ワシントンでの集会で「オバマ大統領は米国で生まれた。以上だ」と語った。これまで、オバマ氏は米国生まれではない可能性があると主張してきたが、撤回した。ただ、その理由の説明や謝罪はせず、民主党のヒラリー・クリントン候補(68)側が「オバマ氏の出生に関するうわさ」を流したとして、責任転嫁をしている。

 トランプ氏は、2012年大統領選に向けて動きを活発化させた11年から、米国生まれではないオバマ氏は大統領の資格がない可能性があると繰り返し主張。ホワイトハウスはオバマ氏のハワイでの出生証明書を公表し、トランプ氏の指摘は誤りだと批判してきた。

 トランプ氏は今月14日の米ワシントン・ポスト紙のインタビューでも、「オバマ氏はハワイ生まれだと思うか」と問われ、「まだ答えたくない」と回答を拒否。根拠なく主張し続ける姿勢に、「人種差別主義者」だとの批判も出ていた。

 出生地問題について、トランプ氏は16日の演説の最後に言及。しかし、その直前に「ヒラリー・クリントンとその陣営が2008年(大統領選の予備選時)に始めた出生地論争を私が終わらせる」と発言し、「うわさ」が広がった責任をクリントン氏に押しつけた。

 オバマ氏は16日、ホワイトハウスで記者団に「自分がどこで生まれたかについては強い確信を持っていた」と語った。また、クリントン氏は「トランプ氏の選挙運動は常軌を逸したうその上に成り立っている。過去は消せない」と批判し、オバマ氏と米国民に謝罪すべきだと主張した。

最終更新:9月17日(土)14時27分

毎日新聞