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西岡、初の単で1勝「日本には僕とダニエルがいる」

日刊スポーツ 9月17日(土)9時57分配信

<男子テニス:国別対抗戦デ杯ワールドグループ・日本-ウクライナ>◇入れ替え戦◇第1日◇16日◇大阪・靱(うつぼ)テニスセンター◇シングルス2試合

【写真】日本3連勝残留 錦織「勝って終わった人が一番…」

 日本がシングルスで2勝を挙げ、17年世界グループ残留に王手をかけた。代表シングルスデビュー戦となった世界96位の西岡良仁(20=ヨネックス)が、全米16強で同50位のマルチェンコ(29)を6-4、5-7、6-4、7-5で破り2勝目を挙げるとともに、日本男子世界グループ最年少勝利を挙げた。初戦はダニエル太郎(23)が勝った。今日17日はダブルス1試合が行われる。

 錦織だけが日本男子じゃない。代表選出3度目で満を持して挑んだシングルス。西岡が全米16強の強豪を破り、日本に大きな2勝目をもたらした。「錦織選手が出ると思っていた人もいるかもしれませんが、日本には僕とダニエルがいる」。忘れちゃ困ると、コート上で観客にアピールした。

 左利きから独特のリズムで相手を崩し、4セットで堂々の勝利だ。相手に17本のブレークポイントを握られたが、そのうち13本を逃れるしぶとさを発揮。ストローク戦で主導権を奪い、攻められればカウンターで切り返した。「(シングルスに)選んでもらって、本当にうれしかった」。

 初代表だった昨年9月のコロンビア戦で、シングルス出場が期待された。しかし、大会前に発熱し、ダブルスだけプレー。今年3月の英国戦もシングルスの出番は回ってこなかった。「幾度かチャンスはあったが、自分のミスで逃した」。その悔しさを最高の形で晴らした。

 錦織と同様に、盛田テニス基金で米フロリダに留学した。恩人で協会名誉会長の盛田正明氏(89)も観戦し、「やっとジュニアからプロになった」と目を細めた。まだ20歳。最年少での勝利も記録し「やりー!」と喜ぶ顔は、いつものやんちゃな西岡に戻っていた。【吉松忠弘】

 ◆デ杯 国際テニス連盟(ITF)主催の男子国別対抗戦で、正式名称はデビス杯。1900年に米英対抗戦として始まり4年後に国際競技会となった。16カ国がワールドグループ(WG)を構成。その下に3地域の「ゾーングループ」がある。日本は今年3月のWG1回戦英国戦で敗戦。WG昇格を狙うウクライナとの入れ替え戦に回った。試合は3日間にわたって行われ、各試合5セット。第1日はシングルス2試合、第2日はダブルス、最終日はシングルス2試合を行い、先に3試合を取った国が勝利となる。

最終更新:9月17日(土)16時59分

日刊スポーツ