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「なぜ盛り土なし」説明を=専門家会議座長が会見―豊洲市場の土壌汚染問題・都

時事通信 9月17日(土)11時15分配信

 東京都の豊洲市場(江東区)の土壌汚染対策をめぐる問題で、改めて設置する専門家会議の座長を務める平田健正放送大学和歌山学習センター所長らが17日、都庁で記者会見を行った。

〔写真特集〕豊洲市場の土壌問題~地下空間に水~

 平田座長は主要施設の下で土壌汚染対策としての盛り土が行われていなかったことについて「なぜ、なされなかったのか説明いただかないと話が前に進まない」と述べ、都がこうした判断をした経緯と安全性の確認、対応策の検討を進める考えを示した。

 一方、都は同日、13日に採取した青果棟など主要施設の地下にたまる水から有害物質ベンゼンは検出されず、環境基準を下回る微量のヒ素と六価クロムが検出されたとの調査結果を発表した。平田座長は「地下水の影響を受けているのでは」とし、たまり水が地下水由来のものであるとの見方を示した。ヒ素などに関しては「環境基準値よりかなり低いので大丈夫」と述べた上で、詳細な調査を行う方針を強調。検証結果をまとめる時期は明言しなかった。

 専門家会議は2008年7月、敷地全体に盛り土を行うよう提言していたが、今月10日、主要施設の地下が空洞になっていたことが判明。都は、現状の安全性を評価するため、かつての委員を再び招集することにした。

 メンバーは他に、駒井武東北大大学院教授と内山巌雄京都大名誉教授。

 会見には、専門家会議にオブザーバーとして参加する「市場問題プロジェクトチーム(PT)」座長の小島敏郎元環境省地球環境審議官も出席。耐震性や建設費の高騰などについて検証する考えを明らかにし、「9月の終わりには第1回PTを開催したい」と述べた。

 これに関連し、パラリンピックの閉会式に出席するためリオデジャネイロ入りした小池百合子都知事は「豊洲における食の信頼を失うことは大変なダメージになる。信頼できる情報をしっかり提供していく」と記者団に強調。「徹底して客観的に、これまで何があったのか、誰がどこで何を決めたのかを明確にしていきたい」と述べた。 

最終更新:9月17日(土)16時31分

時事通信

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