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「こち亀」完結、舞台の町感謝=両さん「お疲れさま」―東京・亀有

時事通信 9月17日(土)11時23分配信

 40年続いた人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が最終回を迎えた17日、作者の秋本治さんの出身地で、漫画の舞台にもなった東京・亀有では、地元商店街が感謝の横断幕を掲示し、JR亀有駅もキャラクターのデザインで埋め尽くされ、「こち亀」一色に。

 訪れたファンは「本当に終わるとは」「また会えると信じています」などと話し、名残を惜しんだ。

 駅前や地元の各商店街には、主人公の両津勘吉ら登場人物の銅像が建ち、国内外から観光客が訪れる。関連商品を売る店も多く、商店街協議会は町おこしに協力してくれた秋本さんに感謝を示そうと、「40年間お疲れさま。地元亀有はこれからも『こち亀』を応援します」などと書いた横断幕を作成した。

 「両さんどら焼」を販売する和菓子店を営む佐藤尚吾さん(51)は「亀有はこち亀のおかげで有名になった。秋本先生には『両さんは悲しいのが嫌いだよ』と言われたので、寂しいが明るく捉え、復活を待ちたい」と笑顔を作った。

 駅前の銅像と記念撮影をしていた会社員の男性(49)は「愛媛から大学入学で上京し、こち亀で東京の下町文化を学んだ」としみじみ。名古屋市から来た木村俊子さん(62)は葛飾区出身。「引っ越し先で地元が懐かしく何度も読んだ。娘にも『ここが私の生まれた町よ』と漫画を見せていたので、本当に残念」と、悲しそうに話した。

 同駅では30日まで、改札外の床一面に200巻分の単行本の表紙を表示。階段や壁にも両さんら登場人物を描く。 

最終更新:9月17日(土)16時32分

時事通信