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321キロ、「最も長い稲妻」と認定 07年に米で発生

朝日新聞デジタル 9月17日(土)16時17分配信

 世界気象機関(WMO)が、米オクラホマ州で2007年6月に発生し、水平距離で雲から321キロ離れた場所に落ちた雷を「最も長い稲妻」と認定した。WMOは「雷雲が過ぎ去ったとしても、相当離れた場所に雷が落ちる。雷鳴が聞こえたら、屋内に逃げるように」としている。

 AP通信によると、この稲妻は上空約10キロで発生。地上の複数の場所に落ちたという。このほか、12年8月に南仏で発生し、7・74秒続いた稲妻を「最も長く続いた」と認定した。

 WMOは最高・最低気温など極端な気象の記録を調べている。観測装置や分析方法が進展したため、このほど初めて雷を評価した。

 気象庁によると、日本国内では稲妻の距離や持続時間の記録はない。気象研究所の吉田智研究官(大気電気学)によると、ほとんどの稲妻は長さ10キロ前後で1秒未満しか続かないという。ただ、「かなとこ雲」と呼ばれる水平に発達した積乱雲では、長い稲妻が発生しやすく「(米国で発生した稲妻は)日本でも発生しうる」と話す。雷鳴が聞こえる場合、距離は10キロ以内と考えられるため、「屋外活動を中止して欲しい」としている。(香取啓介)

朝日新聞社

最終更新:9月17日(土)18時9分

朝日新聞デジタル