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<米露外相電話協議>シリア、人道的支援の緊急実施で一致

毎日新聞 9月17日(土)11時10分配信

 【ワシントン会川晴之】ケリー米国務長官とロシアのラブロフ外相は16日、内戦下のシリアで12日から始まった停戦状況について電話で協議した。米国務省によると、両外相は人道的支援を緊急に実施する必要性で一致。ケリー氏は、北部アレッポ向けなどに国連が準備を進めている人道支援を早急に受け入れるよう、アサド政権にロシアが圧力をかけることを要請した。

 停戦発効後、シリアでは散発的な戦闘が続いているものの、米国務省は「大幅に減少しており、改善に向かっている」(トナー副報道官)と評価している。しかし、人道支援については、反体制派を支援するトルコが関与することにアサド政権が反発しており、実施できない状態にある。

 米露両国は、過激派組織「イスラム国」(IS)などを対象にする空爆を続行するため、ヨルダンに連絡事務所を設け、情報を共有することで合意している。ケリー氏はラブロフ氏に対し、人道支援が軌道に乗らない状況では、空爆の情報共有に関する協議も始められないとの考えを伝え、人道支援を最優先に掲げる姿勢を示した。

最終更新:9月17日(土)11時57分

毎日新聞