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都、豊洲調査PT設置 地下空洞、安全性検証へ

産経新聞 9月17日(土)7時55分配信

 築地市場(東京都中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の主要施設下で、土壌汚染対策の盛り土が行われていなかった問題で、都は16日、外部の有識者らでつくる「市場問題プロジェクトチーム」(PT)を設置した。また、計画時に盛り土を提言した専門家会議を再招聘(しょうへい)し、月内に地下空洞の安全性の検証を始めることも明らかにした。

 都によると、PTは土壌汚染や建築などに詳しい大学教授ら8人で構成。都顧問で環境問題に詳しい小島敏郎・青山学院大教授が座長を務め、土壌汚染の安全性や地下空洞施工に伴う耐震性の検証などを行う。

 豊洲市場は、水産卸売場棟など主要3施設の建設工事の平均落札率が99・9%に及ぶなど、総事業費が5884億円にまで膨張しており、「不透明」との指摘がある。

 PTでは費用面のチェックも行い、小池百合子知事に報告する。小池氏はこの報告を材料に移転時期などを判断する。

 専門家会議は、平成20年7月に敷地全域に盛り土をするよう提言した平田健正座長ら当時のメンバー4人のうち3人を再び招聘する。

 提言に反して都が整備した地下空洞の安全性を再評価するとともに、問題があれば改善策を示す。

 都議会共産党は16日、青果棟下の地下空洞で採取した水から、環境基準を下回る微量のヒ素が検出されたと発表した。

 都は16日、主要施設下に整備した地下空洞を報道陣に初公開した。床の一部は砕石がむき出しになり、濁った水がたまっていた。

最終更新:9月17日(土)8時2分

産経新聞