ここから本文です

知的障害者がワイン造り=自立目指し、挑戦続く―オーナー制度で支援・愛知

時事通信 9月17日(土)14時22分配信

 知的障害者がブドウの栽培からワインの醸造、販売まで手掛けるワイナリーが愛知県にある。

 高温多湿でワイン造りが難しいとされる環境での挑戦。障害者の仕事創出を目的に、誰でも会費を出してブドウの木のオーナーとなり、支援ができる。

 同県西部、小牧市の「小牧ワイナリー」。運営する社会福祉法人「AJU自立の家」(名古屋市)が岐阜県の修道院からブドウ畑の世話を引き受けたのをきっかけに、2014年、約1500本のブドウの苗木を購入した。職員の芳賀俊さん(37)は「ワイン造りで、障害者の収入を上げたかった」と振り返る。

 現在、障害者ら約40人が汗を流す。経験者のいないゼロからのスタート。畑を見張る人手が足りず、ブドウの実を鳥につつかれるなど困難もあった。

 軽度の知的障害がある岩本香代さん(38)=岐阜県可児市=は太陽が照りつける中、青いバケツを片手にブドウの房から枯れた実を一つひとつ手で取り除いていた。「枯れた実があると苦味が入る。暑くてきついこともあるが、自分で生きられるようお金をためたい」と話す表情は真剣だ。

 昨年秋に醸造を始め、今年4月から自家製ワインとして販売を始めた。赤と白の2種類。本場の欧州で縁起が良いとされる昆虫ナナホシテントウから「ななつぼし」と名付けられた。障害のあるスタッフ自ら併設店舗で接客に当たっている。

 第1号の赤ワインを味見したAJU職員の大岩均さん(48)は「喉越しが良く、新鮮なブドウの味がした」と手応えを語った。

 活動を支えるオーナーは6月末で計約1100人・団体。問い合わせは小牧ワイナリー0568(79)3001まで。 

最終更新:9月17日(土)16時42分

時事通信

いかにして巨大イカを見つけたか
人類は水中撮影を始めたときから巨大イカ(ダイオウイカ)を探し求めてきました。しかしその深海の怪物を見つけることは難しく、今まで撮影に成功したことはありませんでした。海洋学者であり発明家でもあるエディス・ウィダーは、ダイオウイカの初の撮影を可能にした知見とチームワークについて語ります。