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劇薬人事、民進に波紋 野田新幹事長、政権下野の「戦犯」

産経新聞 9月17日(土)7時55分配信

 民進党の蓮舫代表は自身の片腕となる党幹事長に野田佳彦前首相を起用した。首相経験者を幹事長に据えるという起死回生のサプライズ人事だが、党内にはしらけムードと不満が広がっている。首相として平成24年11月に衆院解散に踏み切って、旧民主党政権を下野に導いた野田氏の幹事長就任はいわば“劇薬”で、波乱の要素を抱えた船出になりそうだ。

 「若干(拍手の)数が少ないような気がしますが…」

 党本部で16日に開かれた両院議員総会。議事進行役の赤松広隆前衆院副議長は野田氏の幹事長就任への了承を求めたが、拍手はまばら。赤松氏は困惑しながら賛成多数による決定を宣言した。会場も空席が目立ち、参加した国会議員は全体の半数にも満たない60人。新体制発足で盛り上がるはずの総会はしらけムードに包まれた。

 総会で野田氏は、幹事長の打診を「青天の霹靂(へきれき)。固くお断りした」などと語り、自ら望んだものではないことを強調した。

 しかし、24年に党内の強い反対を押し切って自民、公明両党と消費増税をめぐる「3党合意」を実現し、衆院解散で大敗した野田氏への嫌悪感は根強い。

 篠原孝元農林水産副大臣は総会後、記者団に「挙党一致は難しい」と反発。代表選で蓮舫氏を応援していた党幹部は「あんな大戦犯を…。センスがない」と切り捨てた。他の幹部は「野田氏が幹事長になったら党運営が回らなくなる」と蓮舫執行部の迷走を危惧する。

 自民党の茂木敏充政調会長は16日、野田氏を「非常に経験豊かな方だ」と持ち上げた。ただ、与党内には蓮舫氏の日本国籍と台湾籍とのいわゆる「二重国籍」問題で、野田氏が自身の内閣で蓮舫氏を閣僚に任命した責任を問う声も出始めている。

最終更新:9月17日(土)8時6分

産経新聞

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