ここから本文です

ネパール新首相、初訪問先はインド 関係修復に意欲

産経新聞 9月17日(土)7時55分配信

 【ニューデリー=岩田智雄】ネパールのダハル(別名プラチャンダ)新首相が16日、インドの首都ニューデリーでモディ首相と会談した。ダハル氏は先月の首相就任後の初外遊先にインドを選び、新憲法や国境の封鎖問題でこじれた両国関係の修復に意欲を見せた。

 モディ氏は、昨年、ネパールで起きた大地震からの復興に新たな融資を表明。会談後の記者会見でダハル氏は「両国の有意義なパートナーシップは、相互利益の潜在性を解き放つのに必要不可欠だ」と述べた。

 ダハル氏は、元反政府武装勢力で現在は議会第3党のネパール共産党毛沢東主義派の議長。2008年の首相就任時には、中国を初外遊先に選んだ。ネパールの歴代首相は経済などで大きく依存するインドを初外遊先にするのが通例で、当時、インドを刺激したものの、今回はインド重視の姿勢を鮮明にした。

 ネパールでは、新憲法に不満を持つ南部住民による昨年9月から今年2月にかけての国境封鎖を、当時のオリ首相がインドの仕業だと非難し、中国に接近。いったんインドを訪問し関係改善を図ったものの、その後もインド批判の発言を繰り返した。今年7月には、毛派や親インドのネパール会議派による不信任案提出の動きを受けて、辞任に追い込まれていた。ダハル氏は9カ月後に、連立政権を組む会議派に首相職を譲ると約束している。

 また、10月に予定される中国の習近平国家主席のネパール訪問が延期されたと報じられているが、事実であるか確認されていない。

最終更新:9月17日(土)7時55分

産経新聞