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“お騒がせ男”プイグは人一倍、人生を謳歌してる?

日刊スポーツ 9月17日(土)14時27分配信

 ドジャースのヤシエル・プイグ外野手といえば「メジャー一のお騒がせ男」として有名だが、今季も話題にこと欠かなかった。開幕前からのトレードのうわさが今も絶えず、太もも裏のケガやマイナー降格といった試練もあったが、派手な話題も多く、現れるところには何かしら騒動が起こった。

 先日、ドジャースがヤンキースタジアムでの3連戦で遠征に訪れたときも、思わぬ出来事が起こった。初戦に途中出場し右翼の守備に就いたプイグは、9回最後の打者のフライを捕球し、それをスタンドのファンにプレゼントするためにトスした。ところがボールを投げられた若い女性ファンはキャッチする態勢にあらず、なんと顔面でボールを受けて前歯が完全に折れてしまった。女性ファンはニューヨークの地元紙に「ボールが来るのが見えたけど、グローブを持っていないととっさに思って、顔の前に両手を出して捕ろうとしたけど顔に当たったの。最初はそれほど痛くなかったけど、気付いたら舌に穴が開いていて、ふと手を見たら歯があったの」と話している。気の毒なケガだったが、地元記者がわざわざ話を聞きにいって記事にしていることに驚いた。やはり、それがお騒がせのプイグだからだろう。

 しかしチームのお荷物といわれようと、トレードのうわさがつきまとおうと、メジャー4年目で初のマイナー落ちになろうと、本人はまったく何も気にしていない様子。試練のシーズンだったという雰囲気はみじんも感じさせない。ドジャースのマイアミ遠征最終日の9月11日、前田ら新人が恒例の仮装を行った。チアリーダーのコスプレで次の遠征先ニューヨークに移動したことが話題になったが、新人でもないプイグがなぜか同じチアリーダーのコスプレを着て踊っている動画をSNSに投稿し、自ら進んで笑いを巻き起こしていたほどだった。

 ニューヨークでも、前田と日本の報道陣が集まっているところにプイグが飛び入り参加し、前田と肩を組んでおどけ、笑いを誘っていた。ある米メディアは「彼は人一倍、人生を謳歌(おうか)しているのだろう」と書いていた。見習いたいものである。

【水次祥子】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「書かなかった取材ノート」)

最終更新:9月17日(土)16時55分

日刊スポーツ

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