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<大相撲秋場所>「負けない」気合力に…豪栄道意地の7連勝

毎日新聞 9月17日(土)20時31分配信

 大相撲秋場所7日目の17日、カド番大関の豪栄道が最後のとりでとなった。今場所、横綱、大関を連破している好調の隠岐の海との全勝対決を制した。隠岐の海に白星を許せば、昭和以降初めて2横綱4大関を破る快進撃だっただけに、上位陣の意地を見せた。

 豪栄道がつっかけて2度目の立ち合い。鋭い踏み込みから左を差して土俵際に追い込む。「一気に勝負をつけたかったが、土俵際の腰が柔らかく、逆転技がある」と勝負を急がなかった。相手にうまく回り込まれたが、タイミングを見計らい、がっちりとつかんだ右上手で出し投げを打って勝負を決めた。

 豪栄道にとってはこれまで14勝4敗と合口の良い相手。過去5場所でも4連勝中と圧倒してきただけに「負けないと思っていった」と、自信を持って臨んだ。さらに、上位陣が隠岐の海に相次いで敗れたことで「気合が入っていた」と期するものがあった。気合が空回りせず、うまく力に変えたことが結果につながった。

 カド番の2003年春場所で優勝を果たした九重親方(元大関・千代大海)は「まずは勝ち越して、その次の日が大事。優勝を考えるのはまだ早い」と話す。本人も「(単独トップは)全然意識していない。先を考えると硬くなる。一日一番です」と目の前の取組に集中し浮ついた気持ちはない。稀勢の里の綱取りが注目される秋場所前半を盛り上げ、日増しに存在感と初優勝への期待が膨らむ。【佐野優】

最終更新:9月17日(土)22時31分

毎日新聞