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豪栄道、仁王立ち=隠岐の海の快挙阻止-大相撲秋場所7日目

時事通信 9月17日(土)20時17分配信

 自身がつっかけ、2度目で成立した立ち合い。豪栄道は前傾姿勢を保ち、左を差して走った。隠岐の海に回り込まれた際に右の一枚まわしを引き、土俵中央へ。懐の深い相手に体勢を整える時間を与えず、上手出し投げで料理。土俵下に落ちた今場所の主役を仁王立ちで見下ろした。

 期するものがあった。隠岐の海は6日目までに2横綱3大関を撃破。最後のとりでの自分に勝てば、出場6人の上位陣に全勝となり、昭和以降で最多の快挙だ。相手の記録は「気合が入っているから気にしない」と言い、「負けないと思っていった」。言葉通りの取り口で大関の意地を見せた。

 無敗対決を制して7連勝とし、かど番脱出へあと1勝。この1年は右手首と右太ももの負傷に眼窩(がんか)骨折などが相次ぎ、「ぶっつけ本番みたい」に臨んでいた。しかし、今場所前は日馬富士らと精力的に稽古。その成果がうかがえる。

 よほど充実感があったのだろう。普段は簡潔に応じる豪栄道が珍しく多弁だった。単独トップに立っても「先のことを考えると硬くなる。勝っても負けても悔いのないよう、その日の一番に集中したい」。引き締まった表情を変えなかった。

最終更新:9月17日(土)20時47分

時事通信