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渡辺謙 観客の質問に思わずツッコミ「映画評論家の方ですか?」

スポニチアネックス 9月17日(土)14時6分配信

 俳優の渡辺謙(56)が主演する映画「怒り」(監督李相日)が17日、公開初日を迎え、都内で行われた初日舞台あいさつに渡辺をはじめ、宮崎あおい(30)、妻夫木聡(35)、森山未來(32)、松山ケンイチ(31)、綾野剛(34)、広瀬すず(18)といった主要キャストが顔をそろえた。

 殺人事件の犯人を追いながら「人を信じること」の意味を問い掛ける感動作。渡辺は「朝から見る映画じゃないかな」と苦笑しつつも「1回目の上映から熱い思いを持ってきて劇場に足を運んでくださったことに感謝します」と頭を下げた。

 初めての上映後とあって、キャスト陣が観客の質問に答える形でイベントは進行。これまでにクリント・イーストウッド監督、クリストファー・ノーラン監督などハリウッドの著名監督との仕事を経験してきた渡辺に対し、「ハリウッドの監督たちと仕事をしてきた渡辺さんにとって李監督の魅力って何ですか?」とのまるで仕込みのような質問が飛び、思わず「映画評論家の方ですか?」とツッコミ。「クリントにしてもノーランにしても手法はまったく違う。李監督の場合は役を作って演技をする、その先に何があるのかを常に要求される。正直に役者と向き合われる。この役も僕の中にあまりないような感情があったが、嫌な感情までも心開かせられるものがある」と話した。

 同作は妻夫木と綾野がゲイのカップルを演じ、2人が役作りのために同棲していたことでも話題となった。自身が一番大切にしているものや考えを聞かれた妻夫木は「人ですかね。家族や、友達、仕事仲間、人と人との絆がなければいいものは生まれない。その感情がぶつかりある瞬間を大切にしています」。そんな妻夫木について、綾野は「人もそうですけど、愛というものに相対的にテーマを持っている方」とフォロー。まさかの言葉に妻夫木も「大きく出たな」と照れ笑いを浮かべ、会場からも笑いが起こった。

 「(役名の)泉とともに戦ってこられたことが自分にとって財産になりました」と前向いた広瀬は、女性ファンから撮影で苦労したことについて質問が飛んだ。これには広瀬も「監督との戦いです」とキッパリ。「17年間、泉が生きてきたまでの心情とかをとにかく話し合って、いろいろ大変でした」と力を込めると、そんな広瀬とのシーンを重ねた森山は「すずちゃんが本当にくしゃくしゃになって、でも目だけはキラキラしていた。そんなすずちゃんの姿をずっと俯瞰して見ているしかなかった。心中お察しするのみでした」と話し、笑わせた。

最終更新:9月17日(土)15時38分

スポニチアネックス

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。