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<公明党>解散にらみ幹部留任…改憲、自民主導を警戒

毎日新聞 9月17日(土)21時39分配信

 公明党の山口那津男代表は17日の党大会で「もとより衆院選は常在戦場の心構えだが、本日より全議員が一層の緊張感を持たなければならない」と訴えた。井上義久幹事長ら主要幹部を全員留任させたのは、早期の衆院解散・総選挙に備える意味もある。一方、安倍晋三首相が意欲を示す憲法改正については「どう改正するかの議論は衆参両院の憲法審査会でまだ行われていない」と指摘。改憲論議が自民党主導で加速することへの警戒感をにじませた。【高橋克哉】

 来年夏には公明党が地方選で最も重視する東京都議選が控えている。同党は都議選と衆院選が近接することを望んでおらず、早期解散を「ベターな選択肢」(党幹部)と容認する声がある。党大会で衆院選の見通しを問われた井上氏は「年末以降は(任期の)折り返しになるので、常在戦場の構えをより強くしなければならない」と答弁した。

 今回の党役員人事で世代交代を進める構想もあった。しかし、自民党では8月に二階俊博氏が幹事長に就任。山口氏は、連立政権で公明党が存在感を示すには井上氏の続投が最適と判断した。

 現行憲法を評価する公明党は、時代に合った条文を付け加える「加憲」の立場で、自民党の主張とはかなりの相違がある。任期中の改憲を目指す首相に対し、山口氏は17日の記者会見で「(自民党)総裁任期とは必ずしも関係しない」と述べ、議論が拙速にならないようけん制した。

 ただ、安定感を重視した今回の人事は、課題の先送りでもある。首相とパイプを持つ太田昭宏前国土交通相は70歳、漆原良夫党中央幹事会会長は71歳、井上氏は69歳。「任期中に69歳を超えない」という党規定の定年にすでに達している。「山口・井上体制の『イエスマン』ばかりが主要ポストに収まり、活発な党内議論ができていない」(中堅議員)と危ぶむ意見がないわけではない。

最終更新:9月17日(土)21時51分

毎日新聞

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