ここから本文です

【六大学】慶大・加藤、リーグ史上初の“ノーヒッター&本塁打”

スポーツ報知 9月18日(日)6時6分配信

◆東京六大学野球第2週第1日▽慶大8―0東大(17日・神宮)

 慶大の今秋ドラフト候補右腕・加藤拓也(4年)が、東大戦でリーグ史上24人目(25度目)のノーヒットノーランを達成した。5四球1失策の走者は許したものの、10奪三振で快挙を成し遂げ、リーグ通算21勝目を挙げた。6回には自らダメ押し2ランも放ったが、「ノーヒッター&本塁打」は六大学史上初。また、慶大投手の無安打無得点は、13年秋の加嶋宏毅(現東芝、対東大戦)以来9人目。立大は田村伊知郎(4年)の粘投で、法大に先勝した。

 最後の打者を遊ゴロ併殺に打ち取ると、バックを守るナインに向かって両手を突き上げた。「(ノーヒットノーランは)なかなかできることじゃない。終盤は取りにいきました」。リーグ史上24人目のノーヒッター。狙い通りに偉業を成し遂げた。

 10個の三振を奪う、圧巻の投球だった。初回、この日最速の150キロを計測するなど、2三振を奪う立ち上がり。初回に攻撃陣から5連打で4点をプレゼントされ、波に乗った。「4点もらって緩まないように、0点で抑えることを意識して投げた」。9回でも147キロをマークした剛球と、スライダーがさえた。出した走者は5四球と1失策。「四球5個が自分らしいと思う。もうちょい四球減らさないと」と、シャイな笑顔を見せた。

 記録を現実的に意識したのは6回。1死一塁で、東大の3番・山田大成(3年)に大飛球を打たれるも、右翼の河合大樹(2年)がフェンス際で好捕。「やばい、ホームランだと思った。でも、ライトがああいうプレーをしたらありそうだな」。その裏に、リーグ通算3本目となるダメ押し2ランを自ら左翼にたたき込み、六大学初の「ノーヒッター&本塁打」でその名を刻んだ。

 最大の魅力はMAX153キロの直球だ。リーグ戦初スタメンで、球を受けた郡司裕也捕手(1年)は「鉛玉を投げているみたいな感じ。甘いところに来ても、上に伸びていく」と、その威力に舌を巻く。

 ラストシーズンの初戦で、六大学野球の歴史に名を刻んだ。この日は4球団のスカウトが見守ったが、1か月後に迫るドラフトも「気にしても仕方がない」と、今は14年春以来となるリーグ制覇に集中する。「勝たないと何の価値もない」。“陸の王者”のエースが、実りの秋へ最高のスタートを切った。(原島 海)

 ◆加藤 拓也(かとう・たくや)1994年12月31日、東京都中野区生まれ。21歳。中野八中時代は捕手として杉並シニアに所属。慶応高1年秋から強肩を買われ、投手に転向。3年夏はエースとして県8強。慶大では1年春にリーグ戦デビューし、同年秋に初勝利。通算58試合に登板し、21勝10敗、防御率1.86。175センチ、90キロ。右投右打。

最終更新:9月18日(日)6時6分

スポーツ報知

スポーツナビ 野球情報

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

暗闇で光るサメと驚くほど美しい海洋生物たち
波のほんの数メートル下で、海洋生物学者であり、ナショナルジオグラフィックのエクスプローラーかつ写真家のデビッド・グルーバーは、素晴らしいものを発見しました。海の薄暗い青い光の中で様々な色の蛍光を発する驚くべき新しい海洋生物たちです。彼と一緒に生体蛍光のサメ、タツノオトシゴ、ウミガメ、その他の海洋生物を探し求める旅に出て、この光る生物たちがどのように私たちの脳への新たな理解を明らかにしたのかを探りましょう。[new]