ここから本文です

【ソフトバンク】和田、パ単独トップの15勝…5回2失点

スポーツ報知 9月18日(日)6時6分配信

◆ソフトバンク―オリックス(17日・福岡ヤフオクドーム)

 ソフトバンクはオリックスを退けて3連勝。2位の日本ハムも大勝したため、優勝マジック点灯は持ち越しとなったが3年連続リーグVへ一歩前進した。先発の和田が5回2失点でリーグ単独トップの15勝目。18日にソフトバンクが勝ち、日本ハムが負けるとマジック「9」が点灯する。

 喜びも笑顔も控えめだった。帰りの通路を歩く和田が、申し訳なさそうにつぶやいた。「15勝目はプレゼントしていただいた。岩崎のおかげ。僕がヨレヨレしているところで、流れを引き戻してくれた」。中8日の調整期間を与えられながら、5回2失点で降板。不満は残っても、リーグ単独トップの15勝目で勢いは継続させた。

 初回からピンチの連続に顔をゆがめた。3者凡退は2回の1度だけだった。ほかはすべて得点圏に走者を背負い、5回は4本の単打でつながれた。「疲労があるのかなと。そういうのを察知して…」。肩、肘を含む体調面を考慮した工藤監督が早めの交代を決断。それでも最低限の仕事はベテランならではだった。

 「松坂世代」の35歳。現役で活躍する仲間が年々減っていく中、先発の柱として君臨する。ある時、「スピードが出ないから、イラつくよ」と1本のLINEメッセージが届いた。新人時代からいつも刺激し合ってきたライバル的存在の巨人・杉内だった。右股関節形成手術から復活を目指している同級生。苦悩を知り、思いやった。

 「手術した場所は違うけど、そういう気持ちは分かりますから」。復帰登板や投球内容は必ずチェックした。11年の日本一を最後にホークスから離れたのも同じ。2人だけで交換したユニホームは、島根の実家で大切に保管している。自らも左肘の靱帯(じんたい)再建手術を乗り越え、5年ぶりの日本復帰で大活躍。「15勝は目標にしていた数字。自分にとってもチームにとっても大きな1勝だと思います」と目を光らせた。

 18日のオリックス戦で勝ち、日本ハムが敗れれば優勝マジック「9」が点灯。「優勝は大きく報われるタイトルになる。最後に全員で勝ち取りたい」と固く誓った。粉骨する背番号21を全員で救う。たまにはそんな日があってもいい。(長田 亨)

最終更新:9月26日(月)21時53分

スポーツ報知

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合9月28日(水)