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【巨人】セ最多の34度目逆転負け、失策はリーグワースト2位…CSへ気を引き締めろ

スポーツ報知 9月18日(日)6時6分配信

◆巨人2―5ヤクルト(17日・東京ドーム)

 巨人の10年連続となるクライマックスシリーズ(CS)進出決定はお預けとなった。4回に2点を先行したものの、守備のミスも絡んで流れを明け渡して、逆転負け。今季東京Dでのヤクルト戦連勝が10でストップした。由伸監督が危機感をあらわにすれば、観戦した老川祥一オーナー(74)も「とにかくエラーが多すぎる」と苦言。残り10試合。地に足をつけた戦いが求められる。

 瞬時に後悔の念に駆られた。ギャレットは天を仰ぎ、右手にグラブをはめたまま頭を抱えた。「結果的に相手を勢いづける1点になってしまった」。6回、ミスから一挙4失点で逆転負けを食らい、不敗神話も止まった。開幕から続いた東京Dでのヤクルト戦の連勝は10でストップ。10年連続のCS進出決定も18日以降に持ち越された。

 1点リードの2死一塁の守備。左翼のギャレットは西田の浅い飛球に前進したが、中途半端なバウンドで後逸した。「打った瞬間は追いつけると思ったが、無理だと思った時にライトが目に入って一瞬、見失ってしまった」。一塁走者は一気に本塁へ生還。記録は二塁打だったが、後ろにそらすことさえなければ、この局面の同点はない。「打球が弾むのを見るという安全策をとることもできたかもしれない」と悔やんだ。打者走者の二進も許し、次打者の中前打で勝ち越された。

 逆転負けはリーグ最多の34度目。逆転勝ちは同最少21度と先行逃げ切りが基本スタイルだけに、流れを手放すようなミスは最小限にとどめる必要がある。

 この日は2失策。4回には村田がゴロを捕り損ね、5回1死一、三塁では、山田のゴロをさばいた坂本からの送球を受けた辻が、一塁悪送球。ともに失点に直結したわけではない。しかし、シーズン終盤に入って守備の乱れが黒星につながる試合が目立ち、由伸監督は「ミスが出て負けるということが多いので何とかしないといけない」と危機感を口にした。

 チームはシーズン2位を確保し、CSでの巻き返しを狙う。観戦した老川オーナーは試合後、指揮官同様、「ミス撲滅」の必要性を強く訴えた。

 「とにかくエラーが多すぎる。こんなことでは、お客さんに申し訳ない。CS、短期決戦の時に巻き返すチャンスを自分で失ってしまうようなもの。選手は当然分かっていると思うけど、こんな事を繰り返していては困る。もう一回しっかり気を引き締めてやってもらわないといけない」

 8月下旬から9月にかけ、優勝した広島に突き放された際も、守りのミスから黒星が重なった。チームの失策数81は阪神に次いでリーグ2番目に多い。レギュラーシーズンは残り10試合。その先の下克上へと向かうには、堅実な戦いを取り戻さなくてはならない。(宮脇 央介)

最終更新:9月19日(月)2時58分

スポーツ報知

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