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“せりふなし”ジブリ新作『レッドタートル』が公開 新たな挑戦に高評価

オリコン 9/17(土) 15:25配信

 スタジオジブリが初めて海外スタジオと共同制作した『レッドタートル ある島の物語』がきょう17日、全国126スクリーンで封切られた。『思い出のマーニー』以来2年ぶりとなるジブリの新作を待ちわびたファンが劇場に駆けつけ、一切せりふなしという新たな試みに挑んだ同作を鑑賞した。

【写真】鈴木敏夫P&マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督

 『第73回アカデミー賞』短編アニメ賞に輝いた『岸辺のふたり』などのマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督がジブリからオファーを受けて監督を務め、嵐で大海原に放り出されて無人島に漂着した男が、その後どのような運命をたどるのか描く。5月に開催された『第69回カンヌ国際映画祭』で「ある視点」部門特別賞を受賞した。

 ジブリ作品といえば、これまで声優や劇中のせりふも話題になってきたが、同作は全編81分せりふなし。初回上映の客席は主に40代以上の男女が中心ながらも、20代~30代でも一人で来る観客が多く、大人向けのアニメとしても注目度の高さをうかがわせた。

 上映を観た観客からはアニメーションの描写、物語の持つテーマ性の深さに感嘆の声があがった。今後はレイトショーや平日の高稼働も見込まれ、新海誠監督作品『君の名は。』などアニメ作品が大ヒットしている夏から秋に向けて、幅広い動員も期待できそうだ。

 構想10年、制作8年の歳月をかけた鈴木敏夫プロデューサーは、公開を喜びつつ「それにしても長かった。まあ、高畑さんの『かぐや姫の物語』も8年かかったので、慣れっこですが」と苦笑。「マイケル監督の描く、普遍的な愛の物語をどのように感じていただけたのか、皆さんの感想が楽しみです!」と呼びかけた。

 同作は6月末にフランス、現時点でオランダ、ベルギー、フランス語圏のスイスですでに上映されており、今後はドイツ語圏のスイス、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカでの上映が決定。先日開催された『第41回トロント国際映画祭』ではディスカバリー部門に出品され、映画祭サイドからは「この作品を何度も観ましたが、毎回泣いてしまいました。卓絶したアート作品であり、人生の真実の物語を観客に伝えてくれる映画」と紹介された。

最終更新:9/17(土) 15:25

オリコン

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