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高安、横綱を圧倒「前に出て勝てたのは自信」 大相撲秋場所

産経新聞 9月17日(土)20時13分配信

 馬力十分の堂々とした相撲で横綱を圧倒した。新関脇の高安が鶴竜を撃破。「前に出て勝てたのは自信になる」と胸を張った。

 左四つで寄られたが、下手を引きつけて残す。勝機をうかがい、鶴竜の右巻き替えも「頭に入っていた」。定石通り、巻き替えに乗じて前進。身体を預けるように寄り倒し、土俵下まで横綱を吹っ飛ばした。

 小結だった先場所は11勝。対戦した3大関全員を倒して、三役在位3場所目で初めて勝ち越し「上位で結果を残せるとわかった」。心の部分で自信をつけ、内容、結果ともに安定感が備わってきた26歳。「三役で3場所計33勝」が目安となる大関昇進を目指し、その足場固めの最中だ。

 そばで成長を感じているのが、兄弟子の稀勢の里だ。ここ数年、場所前は毎日のように三番稽古を重ねており「番付を上げるたびに精神が強くなった。力はあるから。覚悟を持ってやっていけばすぐに上がる」と背中を押す。

 4歳下の高安には秘めた思いがある。「まだ1回も(稀勢の里を)番付を抜いたことがない。おこがましいかもしれないが、いつか肩を並べてみたい」。重要な場所で7日目を終えて2敗は上々の流れと言えよう。念願の大関の地位を射止めるため、一歩ずつ階段を上っていく。(藤原翔)

最終更新:9月17日(土)20時15分

産経新聞