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路面電車電停の移設を検討 長崎駅前再整備 利便性向上で社長 市議会特別委

長崎新聞 9月17日(土)9時9分配信

 2022年度の九州新幹線長崎ルート開業に合わせたJR長崎駅前の再整備を議論する長崎市議会の特別委員会は16日開き、路面電車の利便性向上について長崎電気軌道の中島典明社長から意見を聞いた。中島社長は、路面電車の線路を道路の片側に寄せる「サイドリザベーション」を採用し、現在国道の中央にある長崎駅前電停を駅側に移設することも検討するという考えを示した。

 新幹線が発着する新たな長崎駅は、国道までの距離が、現在の駅と比べて150メートル離れた位置に建設される予定。路面電車の電停までの距離も遠くなるため、特別委では利便性低下を指摘する声が出た。中島社長は「優先信号などが整備されれば、電停は駅側へ移せる。(高架広場下の)駐車場の場所までは寄せることができそうだ」と話した。
 電停は赤迫方面から、正覚寺と蛍茶屋方面の2方面に下る系統の分岐点となっているが、単線のため信号停止で進行が遅い。このため、下り線路を複線にする「3線化」も併せて検討するとした。

 特別委では線路を新駅舎近くまで引き込んでほしいという要望も出たが、同社はコストなどの問題で難色を示した。

 市は同社の意見を踏まえ「サイドリザベーションは検討する必要がある。設計の絵を描いて示したい」とした。

長崎新聞社

最終更新:9月17日(土)10時55分

長崎新聞