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薬草を暮らしの中へ 小浜高が最優秀賞 長崎県高校家庭クラブ 苦味や臭い抑える

長崎新聞 9月17日(土)9時9分配信

 8月に長崎市で開かれた県高校家庭クラブ連盟研究発表大会で、「身近な薬草を暮らしの中へ」のテーマで研究に取り組んだ雲仙市の県立小浜高が最優秀賞に輝いた。約2年にわたり、薬草を日常生活へ取り入れるための工夫や普及活動に取り組んだことなどが評価された。

 同連盟は、高校で家庭科を学ぶ県内52校の約9千人が加盟。研究発表大会は8月11日に長崎市の長崎ブリックホールであり、7校が参加した。小浜高は中村美輝さん(16)、飯田いつみさん(16)、浅田玲奈さん(16)=いずれも2年=が代表を務めた。

 小浜高は2014年、同大会の分科会で薬草の講義を受けたことがきっかけで研究を始めた。全校生徒ら約250人にアンケートをした結果、ヨモギやドクダミの名前が知られており、「苦い」「臭い」のイメージが強いと分かった。これを受け、苦味や臭いを抑えて薬草を日常生活に取り入れる方法を探った。

 学校周辺の畑でヨモギなどを採取し、クッキーやパウンドケーキに配合を変えながら練り込み、味や食感を調査。ヨモギをアルコールに漬けた消臭スプレー、げた箱などで使える消臭袋や入浴剤なども試作した。文化祭で配るなどすると、使った生徒や保護者から好評を得たという。

 大会で登壇した中村さんは「どうしたら薬草のよさが伝わるかを考えて発表した。受賞はびっくり。結果を残せてよかった」。飯田さんは「ヨモギの配合を10~30%と変えてケーキを作ったが、味とのバランスに苦労した。すごく勉強になった」、浅田さんは「薬草採取などいろんな経験ができて楽しかった。研究を後輩にも引き継いでいきたい」とそれぞれ話し、受賞を喜んでいた。

長崎新聞社

最終更新:9月17日(土)9時9分

長崎新聞