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「死に物狂いで貪欲に」ソフトバンク和田が倒牛宣言

西日本スポーツ 9月17日(土)9時0分配信

■中8日でオリ戦

 リベンジでマジック再点灯-。ホークスの和田毅投手(35)が16日、猛牛打線への雪辱を誓った。オリックスとの3連戦の初戦となる17日(ヤフオクドーム)の先発を託された左腕。前回8日は、ブレーク中の吉田正に痛恨の一発を食らうなど敗戦投手となった。雨天中止などの影響で今回は中8日でのマウンド。糸井ら当たっている打者を擁する手ごわい相手ながら、今季15勝目をつかみ取る。

和田の左肘に残るトミー・ジョン手術痕

■「3発の糸井」も警戒

 一戦必勝の思いは、これまでと何ら変わらない。ただ、冷静沈着な和田の口から感情をあらわにした決死の言葉がこぼれ出た。「死に物狂いで、勝ちに貪欲になっていきたい」-。歯ぎしりしたくなるような悔しさを味わった8日のオリックス戦から中8日。リベンジのマウンドとなる。

 日本ハムとの大一番(21、22日)を見据え、9月に入ってから中5日にシフトした和田は、当初14日の楽天戦に先発予定だった。ところが、13日の試合が雨天中止となり、武田が14日にスライド。首脳陣は左肘に手術歴がある和田のコンディションも考慮し、登板日をあけた。これで日本ハムとの直接対決に投げる機会はなくなったが、結果的には「いい状態で(オリックスに)いける」と和田も首脳陣の配慮に感謝した。

 8回途中4失点で5敗目を喫した8日のオリックス戦。5回まで無安打投球だったが、2点リードで迎えた6回2死から新人の吉田正に浮いた真っすぐを同点2ランにされた。8回にも走者を出して降板。救援陣も踏ん張れなかった。

 逆転負けを喫したこの試合に限らず、ホークスはオリックス相手に苦戦。後半戦は2勝8敗と大きく負け越している。順位こそ最下位ながら、勢いは決して侮れず、前日(15日)は「超人」こと糸井が1試合3本塁打を放つなど、日本ハムを痛めつけた。「キーになるバッターを抑えていければ…。そういう選手を抑えられれば自信になる」。和田の言葉を借りるまでもなく、マークすべき打者は糸井であり、吉田正だ。

 「タイトルは1年間頑張ったことに対するご褒美。一番欲しいのは優勝というタイトル」と公言してきた和田だが、最多勝争いを引っ張ってきたのも事実。ただ、ここ2試合勝てないうちに、ロッテ石川に14勝で並ばれた。「自分に勝ちがつくような投球を」とうなずいた左腕に対し、工藤監督は「期待している。いつものように投げてくれたら」と全幅の信頼を寄せた。

 ヤフオクドームで全体練習を行ったこの日、冒頭の円陣で工藤監督は「これから大事な試合が続く。けがをしてもらっては困る」と訓示。選手には、トレーナー陣の協力を得ながら体調管理には細心の注意を払うように求めた。きょう17日にホークスが勝ち、日本ハムが敗れた場合のみ、3日以来の優勝マジック「10」が点灯する。マッチレースも最終章。日米通算126勝左腕が己の手でカウントダウンを加速させる。

=2016/09/17付 西日本スポーツ=

西日本スポーツ

最終更新:9月17日(土)9時0分

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