ここから本文です

【ブラジル】平均寿命、保健、殺人 サンパウロ 地区ごとの違い大きく

サンパウロ新聞 9/17(土) 4:05配信

 約700の民間団体からなる「レデ・ノッサ・サンパウロ(我々のサンパウロ・ネットワーク)」は先月31日、2016年版の「不平等マップ」を発表した。同調査では、サンパウロ市の中でも地区によって市民の平均寿命などに大きな差があることが明らかになっている。エスタード紙が1日付で報じた。

 この「不平等の統計」は、市役所やブラジル地理統計院(IBGE)等の公的機関から入手した2015年時点の経済・社会関連データから計算されたもの。これらの数値を基に同ネットワークはサンパウロ市内における保健、教育、文化、移動、安全、住居の観点から最良及び最悪の地区をリストアップしている。

 例えば、西部アルト・デ・ピニェイロス区居住者の平均寿命が79.67歳であるのに対し、最東部シダーデ・チラデンテスではそれより25年少ない53.85歳となっている。同調査はこうした違いについて、より貧しい市民達が直面している困難によるものだとしている。このマップでは、様々な分野に関して市内の地区ごとの違いが示されている。

 市立図書館の場合、セー区では18歳以上の居住者一人当たり7.92冊の割合だが、ジャルジン・サン・ルイス区では0.001冊。

 また、住民1万人あたりの映画館上映室の割合をみると、西部バラ・フンダ区が9.42室であるのに対し、南部サコマン区は0.039室となっている。

 住居に関しては、南部モルンビ地区のビラ・アンドラーデ区で最も貧困層居住地区(ファベーラ)の割合が高く、総世帯数の49.10%となっている。ここには市内で2番目に人口が集中しているファベーラのパライゾーポリスが含まれている。一方で西部ピニェイロス区の場合、不適切と分類される住居の割合は0.081%となっている。

 病院のベッド数を見ると、北部ビラ・メデイロス区の公立および私立病院で使用可能なベッド数は住民1000人あたり0.041と最も低い。理想的とされる割合は2・5~3だという。中心部のベラ・ビスタ区ではこの割合を上回っている。

 地区ごとの殺人事件の割合も高所得層地区と市内周辺部で対照的となっている。南端のマルジラク区で住民1万人あたりの殺人の割合が4.95人であるのに対し、南部モエマ区では0.114人。15~29歳の男性が殺害される割合は、カンポ・リンポ区で1万人あたり10.44人であるのに対し、ビラ・マリアナ区では0・642人となっている。

サンパウロ新聞

最終更新:9/17(土) 4:05

サンパウロ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

うん、核融合炉を作ったよ
核融合こそ未来のエネルギー問題への答えであり、子どもにだって世界は変えられる、テイラー・ウィルソンはそう信じています。そして彼はそのどちらにも取り組んでいます。14歳の時に家のガレージで核融合炉を作り、17歳となった今、直前の依頼に応えてTEDのステージで自分の物語を(手短に)語っています。