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菜園付き200坪の土地に住める 都内も通勤圏の茨城県つくば市で分譲

朝日新聞デジタル 9月17日(土)10時20分配信

【拝見!モデルルーム】

 「平均区画約200坪。菜園付き区画」というコピーが目を引く住宅地がある。場所は国内最大の研究開発拠点である筑波研究学園都市を擁する茨城県つくば市。「春風台(はるかぜだい)」と呼ばれる地区の一部に作られた、緑・住・農一体型住宅をコンセプトとする緑住農街区だ。早速、つくばエキスプレス「つくば」駅から約4.2kmの場所にある現地へ行ってきた。

【写真】「春風台」からは東の霊峰、筑波山の姿もくっきり見える

 東京・秋葉原からつくばエキスプレスの快速に乗って約45分。ターミナル駅となる「つくば」駅周辺は、デパートやショッピングセンターがありにぎやかだ。そこからクルマで約17分。途中、スーパーやファミレス、コンビニを多く見かけた。
 近年パワースポットとしても人気の高い東の霊峰(れいほう)、筑波山がくっきりと見える「春風台」の一角に、我々が目指す緑住農街区はあった。特に看板が出ているわけではないが、そこが件の住宅地であることは一目でわかる。そこだけ道路に沿って広い緑地が設けられているからだ。

田舎暮らしを求めて都内から来る人も

 現地で我々を案内してくれた「桜中部まちづくり協議会」の酒井泉(いずみ)会長と酒井達(さとし)さんによると、「春風台」の緑住・緑住農街区は全109区画あり、そのうち88区画は売約済み(2016年6月現在)とのこと。その多くはつくば市の研究機関や筑波大学など元々つくば市に縁のある人たちだが、田舎暮らしを求めて都内から引っ越してきた人も2割以上いるという。世代は60代のセミリタイア組と30~40代の子育て組が半々くらい。毎日東京へ通勤している住人もいるそうだ。
 緑住農街区の区画は、道路沿いに奥行き12メートル(約60坪)の景観緑地があり、その奥に奥行き18メートル(約100坪)の住宅用地、そしてさらに奥行き7メートル(約40坪)の農地(果樹・菜園)という構成だ。「幅12メートルもある道路沿いの緑地帯が続く住宅街は北海道から沖縄まで調べましたが、日本ではこの春風台だけでしょう」と酒井達さんは言う。同街区は一部の電柱が地中化されているため、どことなくアメリカの郊外型住宅地のような風情がある。
 敷地が広く隣家との間隔をたっぷりとれるため、消防法など家を建てる際の規制から比較的自由であることも特徴の一つ。そのためこの街区には、モダンなデザインの家から、釘を一本も使わない木組みの伝統工法の家まで、個性的な家が立ち並ぶ。菜園にはナスやトマト、ピーマンなど数種類の野菜が元気に育っている。現在、緑住農街区ではおよそ80世帯が暮らしているが、ほとんどが菜園で野菜や植物を育てているそうだ。

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最終更新:9月17日(土)10時20分

朝日新聞デジタル