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高校生...続く「売り手市場」 採用選考解禁、企業は採用に意欲

福島民友新聞 9月17日(土)10時27分配信

 来春卒業予定で就職を希望する高校生に対する企業による採用選考が16日、解禁された。復興需要や景気回復に伴い県内企業も採用意欲は高まっており、7月末現在の県内高校生の求人倍率は、前年同期を0.02ポイント上回る1.52倍。今年も「売り手市場」が続きそうで企業は採用人員の確保に力を入れる。

 福島市のダイユーエイトはこの日から高校生の採用選考を開始。販売スタッフを目指す県内外の高校生26人が受験し、筆記試験や面接などに挑んだ。

 同社によると、今後の新規出店などを見込んで来春卒業予定の高校生の採用予定者は今春の採用数を上回る15~20人。大卒者も含めた採用人数は過去最高の計50~60人規模になるという。

 同社の採用担当者は「求人倍率が高く採用は厳しい状況だが、学校に対する会社の説明などに力を入れている」と話す。リックコーポレーション(岡山市)との経営統合効果もあり、今年の高校生の採用試験受験者数は、昨年より増加した。

 ほかの県内企業ではヨークベニマル(郡山市)もこの日から県内外で採用活動を開始。受験予定者は昨年より約1割増を見込んでいる。

 福島労働局は県内の状況について「復興需要はピークを越えたものの、景気回復で製造業などの求人が増えている」と分析する。同局によると、県内就職を希望する「地元志向」の高校生も約85%と高い水準で「これまで県外に向いていた生徒が、高い求人率を背景に県内企業に目を向けている結果ではないか」としている。

福島民友新聞

最終更新:9月17日(土)10時41分

福島民友新聞