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簿外口座から86万円着服 千葉県職員を懲戒免職 全庁調査へ

千葉日報オンライン 9月17日(土)11時29分配信

 千葉県は16日、約86万円の公金を口座から引き出して着服したとして健康福祉政策課の須田芳宏総務班長(50)を懲戒免職処分にした。口座自体も長年にわたり、簿外で不適切に管理されていたものだった。

 県によると、須田班長は報道広報課などで会計担当だった2007年11月~09年4月、県広報連絡協議会(県と市町村で構成、13年解散)の事務局長名義の口座から7回、計41万円を着服。異動後も通帳と印鑑を所持し続け、昨年3月と12月にも計45万円を着服した。

 同課が今年5月の書類整理時に金融機関からの通知を精査し、通帳の所在が分からない口座が判明。出金も確認されたため過去の関係者に事情を聞き、須田班長が着服を認めた。

 須田班長は「飲食や親族の医療費に使った。発覚を恐れて通帳を異動時に持ち去った。口座の存在は前任者から引き継がれ、ほかの人には伝えなかった」と説明し、謝罪したという。

 県は全額弁済したことなどから刑事告訴はしない。

 同口座に入っていたのは、03年に解散した県広報協会が簿外で管理していた刊行物の売上金など。後継組織の県広報連絡協議会が引き継ぎ、県の報道広報部署が事務局を務めていた。

 県は「口座の存在に気付けず、(過去の)調査が甘かった」として、全庁的な実態調査をするという。

最終更新:9月17日(土)11時51分

千葉日報オンライン