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【ブラジル】地方選の候補者殺害 昨年11月から14人が犠牲に=リオ州

サンパウロ新聞 9/17(土) 4:11配信

 リオ・デ・ジャネイロ州都の北側に位置するバイシャーダ・フルミネンセ地域で、政治家や今年の市議選立候補者が殺害される事件が続いている。昨年11月以来、その数は14人に上っているという。フォーリャ紙が6日付で伝えている。

 7月2日に同地域のドゥケ・デ・カシアス市で起きた事件では、社会自由党(PSL)から今年の市議選に立候補していた男性(37)が住宅街にある自宅前に停めた自家用車に乗りこんだ時、横付けした車から発砲された。

 被害者は助手席側から逃げようとしたが、白い手袋と覆面をした2人の男に撃たれ、少なくとも頭に6発の銃弾を受けて死亡した。この2人組は、一人がライフル銃、もう一人は拳銃を手にしていたという。

 同地域で選挙キャンペーンに関連して政治家や候補者が殺害される事件が起きたのは昨年11月以来、9カ月間で14件に上る。12年の前回選挙前の同時期に記録された殺人事件は1件のみだった。

 同州文民警察では、これらの殺人事件のうち6件は民間武装集団(ミリシア)間の競合により引き起こされたとみている。同地域殺人課のラジェス署長によれば、他の2件は刑執行グループによるもので、別の4件は麻薬密売組織によるものとみられるという。犠牲者の政治活動とは何の関係もないとされているケースは2件のみだという。
 選挙高等裁判所ではこうした状況を受け、同地域の諸都市とリオ市西部地区への国家治安部隊の派遣を要請している。

 バイシャーダ・フルミネンセ地域は12市からなり、居住人口は360万人。報道によれば、同地域内では異なる武装集団が各市議選候補者を支持しているという。

 この武装集団は現役あるいは退職した文民・軍警察官や、消防士、軍人、民間人などにより構成されており、1990年代にリオ市で発生、その後市内西部からバイシャーダ地域へと拡大していったという。現在では立候補者を脅すために暴力を行使しているとされる。

 シドネイ・マドルガ選挙検事は、「今年の選挙では、立候補者が選挙運動を妨害されたり、有権者が特定の候補者に投票せざるを得ないような状況となった2012年と2014年の選挙時のようなことが起こるのを許してはいけない」と強調している。

サンパウロ新聞

最終更新:9/17(土) 4:18

サンパウロ新聞