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3安打で打率上昇の巨人坂本 守り抜いた松井氏の教えと主将の誇り

Full-Count 9/17(土) 9:35配信

G坂本、首位打者獲得で名選手の仲間入りなるか

 巨人・坂本勇人内野手が初の首位打者へ猛進している。16日のヤクルト戦で3安打と気を吐き、打率は.349に上昇した。

 この日は初回、先発の内海がいきなり2失点し、嫌なムードが流れたが、その裏、無死一、三塁でヤクルトの先発・デイビーズのチェンジアップにタイミングを外されるも、左翼前に落とした。「いい当たりではありませんでしたが、すぐに(点を)返すことができて良かったです」とコメントした。

 今年の坂本は右足に重心を残した打撃を徹底。キャンプ中にもらったOBの松井秀喜氏の助言が背景にある。

 同氏は元ヤンキースのジーターやレッドソックスのオルティスらが「後ろの軸足にしっかりと体重を残す」と、メジャーリーガーの好打者を引き合いに出して指導。「本当に(助言は)ありがたいことですし、期待に応えられるようにしたいです」という坂本は内田順三打撃コーチからもチェックしてもらい、シーズンを通じ、フォームを自分のものにしてきた。

巨人では11人目、遊撃手の歴代最高打率の可能性も

 また、これまでは自然体を重視してきたが、主将としてあえて数字を残すことを意識。打率3割、本塁打20本打つことをノルマに掲げてきた。チームの優勝はならなかったが、「今年は臆することなくものを言っています」と先輩、後輩を問わず、チーム力を上げるために発言をしている。口にする以上は自分もプレーで見せないといけない。人一番、責任感がある坂本にとって、キャリアハイの成績へ突き進むのは主将のプライドもあるだろう。

 現時点では2010年にロッテ時代の西岡(現阪神)がマークした遊撃手の歴代最高打率の.346を上回る可能性もある。また、巨人の首位打者が誕生すれば2012年の.340の阿部慎之助以来、4年ぶりのこと。高卒から巨人に入団した選手では2001年の.333の松井秀喜以来だ。

 巨人では川上(1951年ほか)、与那嶺(1956年から2年連続)、長嶋(1959年ほか)、王(1968年ほか)、篠塚(1984年ほか)、クロマティ(1989年)、松井(2001年)、ラミレス(2009年)、長野(2011年)、阿部(2012年)に次ぐ、11人目。達成できれば、歴代の名選手の仲間入りといっていい。

 2位の広島・鈴木誠也外野手は.340。16日の中日戦でも2安打を放って打率を上げており、勢いはある。坂本は初の栄冠を手にできるか。シーズンの残り試合の争いから目が離せない。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:9/17(土) 9:53

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