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小児医療センター、新都心に年末オープン 周産期、救命救急に期待

埼玉新聞 9/17(土) 10:30配信

 埼玉県立小児医療センターの新病院がさいたま市中央区のさいたま新都心に完成し、12月27日にオープンする。産婦人科や救急医療などの総合的医療機能を持つさいたま赤十字病院も小児医療センターに隣接して移転され、両病院の連携による周産期医療の充実や救命救急機能の強化などが期待される。上田清司知事は「さいたま新都心から小児医療の新時代が始まる。象徴的な病院になる」と述べた。

 小児医療センター建設課などによると、新病院では新生児集中治療室(NICU)を15床から30床に倍増する。さいたま赤十字病院は産婦人科に母体胎児集中治療室(MFICU)を9床新設。両病院が情報共有を図り、分べん・手術での医師の立ち会い協力やリスクの高い新生児受け入れなどで連携し、ハイリスクな出産に対応する医療体制を構築する。両病院の手術室などの階は渡り廊下でつながっており、迅速な対応が可能になる。

 両病院は、産科と新生児科による周産期の高度な医療を提供する「総合周産期母子医療センター」に指定される。県内では埼玉医科大総合医療センター(川越市)に続き2カ所目。

 救命救急機能の強化では、小児医療センターに小児救命救急センターを整備し、小児集中治療室(PICU)を14床新設。さいたま赤十字病院の高度救命救急センターと連携しながら、集中治療が必要な小児救急患者の受け入れ体制が強化される。

 さらに小児医療センターには無菌病棟を28床新設し、白血病など無菌状態での医療機能を強化。小児感染症に対応する専用個室18床やエックス線による心臓・血管撮影装置を備えた手術室も新設する。

 小児医療センターの新病院は地上13階、地下1階建てで、延べ床面積は6万5448平方メートル。現病院(さいたま市岩槻区)と比べ約2・4倍の広さになり、来年1月5日から外来診療を開始する。診療科数は18。

 さいたま赤十字病院は地上14階、地下2階建てで、延べ床面積は現病院(さいたま市中央区)より約1・6倍広い6万7334平方メートル。来年1月1日にオープンし、同4日から外来診療を始める予定。診療科数は24。

最終更新:9/17(土) 10:30

埼玉新聞