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望まない10代の妊娠を防ぐためのリアル赤ちゃん人形、むしろ逆効果に?

ギズモード・ジャパン 9/17(土) 21:10配信

リアルさ重視なのはわかるけど顔がちょっと怖い。

10代の望まない妊娠を防ぐため、教育の場で使われてきたリアル赤ちゃん人形。赤ちゃんのいる生活を擬似体験することで、ティーンが安易に子どもをもつのを避けるようになると考えられてきました。

しかし、オーストラリアのアデレード大学Sally Brinkman教授が率いる研究では、リアル赤ちゃん人形と時間を過ごす機会があったティーンほど妊娠する確率が高くなっていることが明らかになりました。

研究は13歳から15歳のオーストラリア人の女の子3,000人を2つのグループに分け、片方のグループにのみ赤ちゃんを育てることの大変さを伝える講義を行ない、週末をリアル赤ちゃん人形と一緒に過ごすプログラムを実施しました。

研究の結果、リアル赤ちゃん人形と暮らしたグループは、20歳までに17%が妊娠を経験。一方、そうでないグループは11%という結果になりました。このような結果が出た理由については、今のところ明確な答えはでていないそうです。

Brinkmanさんは、「リアル赤ちゃん人形と過ごしたときのリアクションは個人によって大きく異なる」と言います。例えば、リアル赤ちゃん人形に強い愛情を抱き、擬似体験をエンジョイする人。反対にまったく興味をもてず、リアル赤ちゃん人形のマイクに粘着ラバーを貼ってしまう人や物置小屋に放置する人もいたそうです。

動画はこちら:https://youtu.be/UQjQysssBf8

今回の赤ちゃんに模した人形での研究では、期待と違う結果が出たりと、まだ望まない妊娠についての問題が残っているのが現状です。しかし、今後VRやARを使って、もっとリアルな子育て体験が出来るようになれば、ティーンの理解も深まり、望まない妊娠についての問題が自然と解決していくかもしれませんね。

image by lightpoet / Shutterstock

source: The Lancet, Daily Mail, ABC

(Haruka Mukai)

最終更新:9/20(火) 11:15

ギズモード・ジャパン