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【ブラジル】投票機の不正操作を約束 詐欺容疑でグループ摘発=地方選

サンパウロ新聞 9月17日(土)4時16分配信

 連邦警察は13日、今年の市長・市議選候補者に対して電子投票機の不正操作ができると持ちかけ、金銭を要求していたグループの摘発作戦を国内各地で実行した。このグループは、市長選の候補者には500万レアル、市議選の候補者には60万レアルを要求していたという。アジェンシア・ブラジルが13日付で報じた。

 同日午前、3件の予防勾留令状のうち1件がブラジリア連邦直轄区、1件がリオ・グランデ・ド・スル州シャングリラ市で執行された。ブラジリアではもう一件の勾留令状が出されたが、容疑者は逃亡した。このほか、シャングリラおよび同州カノアス市とピアウイ州ピリピリ市で計3件の強制連行令状、カノアス、シャングリラ、ブラジリアとゴイアス州ゴイアニアで計5件の捜索押収令状が執行されている。

 リオ・グランデ・ド・スル州連邦警察で捜査を担当するフェルナンド・カザリン署長は、「これらの犯罪者の語り口は非常に巧みであり、『100%確実で、万が一の場合にはお金を返す』と約束していた」と語っている。

 このグループが電子投票機を不正に操作する手段を持たない事を確認している事から、詐欺事件として取り扱われる。同署長によれば容疑者たちは、投票機の操作は選挙裁判所にソフトウェアを提供する企業によって行われると語っていたが、そのソフトウェアは選挙裁判所自身が開発したものだったという。

 この捜査は、1カ月半ほど前に容疑者グループがポルト・アレグレ州都圏のある市長に話を持ちかけたことがきっかけで開始された。この市長が連邦警察に通報し、おとり捜査に協力して同グループと接触を保ったことで、グループと犯行の全容が明らかになったという。

 カザリン署長は、電子投票機に候補者のデータ入力が始まる前に今回の作戦が実行された事の重要性を強調しており、「こうして容疑者達を逮捕する事により、有権者達に対し、いかなる不正行為も行われないことを保証できる」と述べている。

 容疑者達は、詐欺と犯罪組織形成の罪に問われ、有罪となった場合には4年から13年の実刑を受ける事になる。

 連邦警察は、このグループが候補者にこのサービスを販売できたかどうかを確認するため捜査を継続する。販売のケースが確認された場合、候補者達も告発される事になる。

 同州地域選挙裁判所では、投票機の封印セレモニーの際に実行されるプログラムのみが公式なものと認識されるセキュリティシステムがあり、第三者が結果操作のための不正プログラムを実行する余地はないと安全性を強調している。

サンパウロ新聞

最終更新:9月17日(土)4時16分

サンパウロ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。