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漆工芸150点展示 東慶寺で17日から

カナロコ by 神奈川新聞 9月17日(土)8時0分配信

 日本産漆の支援運動に取り組んでいるNPO法人「壱(いち)木(き)呂(ろ)の会」(東京都杉並区)による漆芸展が、東慶寺ギャラリー(鎌倉市山ノ内)で17日から始まる。同会の会員で漆芸作家17人の作品約150点を展示、販売する。入場無料。25日まで。

 会場には日常的に使えるわんや皿、箸などの食器をはじめ、香合のように飾って楽しむ美術工芸品など多種多様な漆器が並ぶ。漆を何度も塗り、丁寧に仕上げられた肌合いは、滑らかな光沢を放つ。

 同会は、漆を採取する漆かき職人が減少し、日本産漆の生産量が激減するなどの危機的状況を憂慮する漆芸家17人によって1997年に結成された。

 現在は漆に関心を持つ一般の人々も賛助会員として参加し、会員数は約160人。漆の木の植栽の他、漆の精製技術を習得する会を開いたり、漆かきに必要な道具で特殊な鎌を職人に安定供給できる取り組みを進めたり、と幅広い支援活動を行い、次世代への継承に力を注いでいる。

 同会の本間幸夫理事長(69)は「若い人を中心に漆器離れが進むが、日常に取り入れて暮らしを豊かにしながら伝統工芸も守っていければ」と話した。

 午前10時~午後5時。問い合わせは、同ギャラリー電話0467(50)0460。

最終更新:9月17日(土)8時0分

カナロコ by 神奈川新聞