ここから本文です

盲導犬と利用者の「門出」祝う 訓練終え新横浜で出発式

カナロコ by 神奈川新聞 9月17日(土)14時0分配信

 横浜市港北区で16日、共同訓練を終えた盲導犬と利用者の“門出”を祝う出発式が開かれた。神奈川県内外から新横浜駅近くのホテルに集結。盲導犬と初めて長距離移動に挑んだ利用者もいて、無事に到着し、安堵(あんど)の表情を見せていた。

 日本盲導犬協会(井上幸彦理事長)主催。昨年度、同区の神奈川訓練センターで共同訓練を修了した視覚障害者18人と盲導犬17頭(1組夫婦で1頭所有)が出席した。半月から1カ月ほどの訓練期間中、声の掛け方、犬との暮らし方などを習得。出発式を前に、それぞれの自宅で生活を始めている。

 東京メトロ銀座線で、盲導犬を連れた男性がホームから転落して死亡した事故は大きな関心事。東京都豊島区に住む利用者の男性(49)は「鉄道駅危険度マップを作る会(仮称)」を有志と発足させた。「ハードが設備されるまで、自分の身を自分で守ることも大切。駅には情報開示を求めていく」と訴える。

 横浜市中区の男性(63)は乗り換えが少ないことを考慮し、最寄りのJR石川町駅でなく、市営地下鉄伊勢佐木長者町駅から乗車。「いつも利用している駅で普段通りに来ることができた。初めて訪れる駅は一番安全に歩けるルートを調べて行く」と話していた。

 埼玉県鴻巣市から参加した助成(42)は初めての長距離移動に緊張感を漂わせながらも、「盲導犬がいないころは3、4日続けて外出しないこともあった。今は用事がなくても出ている」と喜びを感じている様子だった。

最終更新:9月17日(土)14時0分

カナロコ by 神奈川新聞