ここから本文です

元職員の鑑定留置請求へ 相模原殺傷事件で横浜地検

カナロコ by 神奈川新聞 9月17日(土)16時0分配信

 相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が刺殺され27人が重軽傷を負った事件で、横浜地検は殺人などの容疑で送検された元施設職員(26)の刑事責任能力を調べるため、週内に鑑定留置を請求する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

 戦後最悪とされる事件で、動機の解明に重要な上、裁判となった場合に争点となりうることから、専門医らの鑑定が必要と判断した。21日以降、本格的に事件当時の精神状態を調べる方針。

 同容疑者は、逮捕時の尿検査で大麻の陽性反応が検出されている。知人の証言などからは危険ドラッグを使用していた可能性もあり、違法薬物が犯行に与えた影響についても調べる見込みだ。

 また、事件前の2月には「私は障害者を抹殺できる」などと施設襲撃を予告する手紙を衆院議長公邸に持参していたことが判明している。同月には相模原市が「自傷、他害の恐れがある」として、措置入院を決定。入院時には「大麻精神病」など複数の病名で精神疾患と診断されており、こうした経緯についても責任能力の判断の焦点となる。

 同容疑者はこれまで、同施設の入所者19人に対する殺人容疑などで3回逮捕されている。1、2回目の逮捕容疑について地検は処分保留としており、鑑定留置を実施して責任能力を調べた上で、今後追送致する予定の負傷者に対する殺人未遂容疑などとともに起訴の可否を判断する。

最終更新:9月17日(土)21時16分

カナロコ by 神奈川新聞