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神奈川県内の景況感が3ポイント上昇 製造業中心に改善

カナロコ by 神奈川新聞 9月17日(土)19時3分配信

 浜銀総合研究所がまとめた9月の企業経営予測調査によると、神奈川県内中堅・中小企業(全産業)の景況感について「よい」とする回答から「悪い」を引いた業況判断DIは、マイナス20となり、前回調査(6月)から3ポイント上昇した。前回の悪化要因だった熊本地震や三菱自動車の燃費データ不正問題、円高の一服感から製造業を中心に改善。新瀧健一上席主任研究員は「年末に向けても製造業がけん引して改善が続くと見込まれ、県内景気は緩やかな回復基調に戻る」と分析している。

 製造業は<split>6ポイント上昇しマイナス26。業種別では、熊本地震など悪化要因の消失効果が大きい輸送機械(マイナス14)などが軒並み改善。一方、円高による仕入れ価格の低下の効果がなくなった食料品(マイナス14)、世界的な供給過剰で販売価格の低下が顕著な鉄鋼・非鉄(マイナス73)が悪化した。

 非製造業は1ポイント上昇のマイナス16となり、原油価格の低下で運輸・倉庫(0)が改善した。建設(マイナス7)や不動産(マイナス5)は消費増税の先送りが影響してマイナス金利政策の効果は薄く、小幅な上昇や横ばいにとどまった。小売(マイナス40)や飲食店・宿泊(マイナス36)が悪化しており、「個人消費の伸び悩みを裏付けている」(新瀧上席主任研究員)という。

 12月予想は、全産業が5ポイント上昇のマイナス15、製造業が9ポイント上昇のマイナス17、非製造業は2ポイント上昇のマイナス14を見込んだ。

 調査は県内の1212社を対象に実施し、419社が回答した。回答率34・6%。

最終更新:9月17日(土)19時3分

カナロコ by 神奈川新聞