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池田小の遺族が「金沢型」視察へ 大浦小スクールサポート隊15年

北國新聞社 9/17(土) 3:16配信

 小学校に常駐して不審者の警戒に当たる全国初のボランティア組織「金沢市大浦小スクールサポート隊」は10月、結成15年を迎える。今月24日に同校で行う記念式典には、活動のきっかけとなった大阪教育大附属池田小児童殺傷事件の被害者遺族会代表である酒井肇さんが出席し、全国300万人の規模に広がった「金沢型防犯」の原点を視察する。

 大浦小スクールサポート隊は、2001年6月8日に起きた池田小事件を機に、平寿彦さん(金沢市木越2丁目)ら住民有志が同月、結成した木越保育所キッズレスキュー隊に続き、同年10月につくられた。04年3月からは隊員が校内に常駐する取り組みを続けている。

 04年5月に金沢市で開かれた講演会で、平さんは事件で長女を亡くした酒井さんに初めて会い、見守り活動を全国に広めることを約束した。

 平さんは翌年に池田小を訪問し、酒井さんから「校内を監視する人がいれば、防げたかもしれない」と聞いた。その年の冬、酒井さんは金沢を訪れ、吹雪の朝、笑顔で通学路に立ち、子どもたちを見送っている平さんの姿を眺め、「娘はきっと天国で喜んでいる」と思ったという。

 酒井さんが金沢を訪れるのは、13年に発足した全国子ども見守りボランティア協議会の第1回大会以来で、2人は3年ぶりに再会する。酒井さんは大浦小や旧木越保育所を見学する。記念式典では、見守り活動の「発祥の地」を示す銘板を木越保育所(現大浦ひまわり児童クラブ)に続き、大浦小玄関にも設置する。

北國新聞社

最終更新:9/17(土) 3:16

北國新聞社