ここから本文です

タカタ支援、2候補に絞り再生計画検討へ、法的整理も選択肢-関係者

Bloomberg 9月16日(金)18時31分配信

エアバッグ問題からの再建を目指すタカタは、10月までに出資者(スポンサー)候補を2陣営程度に絞りこんだ上で、最終選考に向け各陣営と具体的な再生手続きの検討を進める見通しだ。再生手法については法的整理も選択肢として浮上している。

事情に詳しい複数の関係者によると、米KKR、米カーライル・グループ、米ベインキャピタルのほか、米自動車部品大手のキー・セーフティ・システムズ(KSS)など複数の投資ファンドや自動車部品メーカーが入札に参加する。カーライルはKSSと、またベインは日本の化学メーカーでタカタにインフレータ(膨張装置)を供給しているダイセルと企業連合を組んで参加する。KKRは当面単独での入札だが、今後、製造業者などと連合する可能性もある。

入札に参加する企業のうち少なくとも3社は、法的整理の適用を選択肢に挙げており、今後タカタ側と協議するとしている。タカタはステークホルダーと合意を図る形で上場を維持しながら私的整理を目指してきたが、複数の参加企業は今後生じる負債や訴訟などの法的責任への懸念から、より透明性の高い法的整理も検討したいとしている。

タカタ製エアバッグのインフレータをめぐっては、異常破裂して、これまで世界で15人の死者が出ている。根本原因が不明のまま自動車メーカーが予防的に搭載車をリコールして費用を負担しており、タカタは今後、費用分担を求められることになる。また、異常破裂による被害者からの訴訟も懸念材料の一つとなっている。

野村証券の新村進太郎クレジットアナリストは、タカタ再建にあたってはステークホルダーであるスポンサー企業、国内外の自動車メーカー、それぞれの考え方があるため、今後、調整に時間がかかる可能性があると指摘した。

タカタが2月に設置した外部専門家委員会は財務アドバイザーに米ラザードを起用し、スポンサーを募っていた。タカタ、ラザード、カーライル、KKR、ダイセルの広報担当はいずれもコメントを控えた。KSSとベインにコメントを求めようとしたが得られなかった。

タカタはスポンサーによる資本増強を得て、新経営体制で年内に再出発することを模索しており、優先課題として安全で高品質な製品を安定供給できる体制を挙げている。

Yuki Hagiwara, Takako Taniguchi, Takahiko Hyuga, Jie Ma

最終更新:9月16日(金)18時31分

Bloomberg

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

地球外生命を宿しているかもしれない1つの惑星と3つの衛星
地球外にも生命はいるのでしょうか?NASA(アメリカ航空宇宙局)の惑星科学部門の部門長であるジェームズ・グリーンと一緒に、地球外生命を宿していそうな場所を太陽系内の中で探してみましょう。 [new]