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イタ車も一目おいたスバル1000 「マイカー元年」50周年に「後継」続々

J-CASTニュース 9月18日(日)10時0分配信

 2016年はトヨタカローラ、日産サニー、スバル1000がデビューした「マイカー元年」から50周年を迎える。トヨタ自動車は、カローラの50周年記念特別仕様車を発売。富士重工業は、スバル1000から連綿と続く水平対向エンジンの50周年を記念するモデルを発売するなど、今年はちょっとした節目の年になっている。

 一方、ビートルズが来日した1966年は、日本のモータリゼーションにとって、特筆すべき「当たり年」だった。日産が4月にサニー、富士重工が5月にスバル1000、トヨタが11月にカローラを発売したのだ。いずれも排気量1000~1100ccのリッターカーで、当時の軽自動車と上級車のトヨタコロナ、日産ブルーバードの中間に位置する意欲作だった。とりわけカローラとサニーは大ヒットし、日本にマイカーが普及するきっかけを作った。

■カローラ、サニーも登場

 だが、カローラもサニーも直列4気筒エンジンをフロントに積んで後輪を駆動するFR(フロントエンジン・リアドライブ)車で、後輪は固定(リジッド)サスペンションという平凡なクルマだった。これに対して、スバル1000は水平対向4気筒エンジンをフロントに積み、前輪を駆動する日本初の本格的量産FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車で、4輪独立サスペンション。乗り心地や走りの性能はライバルを凌駕していた。

 戦前の名門戦闘機メーカー・中島飛行機の流れを汲む富士重工と、自動車専業のトヨタ、日産の技術力は、現在では考えられないほどの差があった。水平対向エンジンは元々、軽飛行機のエンジンで、低重心で回転バランスに優れる。スバル1000は中島飛行機出身の技術者が言わばコストを度外視して、とことん理想を追求したクルマだった。

 イタリアの名門アルファロメオが1971年に発売した小型車アルファスッドは、スバル1000のコピーと言われるほど共通点が多く、大きな影響を与えた。当時、欧州車が日本車の技術を取り入れることなど稀で、スバル1000の先進性を物語るエピソードだ。

 ところが、日本でスバル1000はカローラ、サニーほど売れなかった。凝ったメカニズムが好きなインテリやクルマ好きには熱狂的なファンを生んだが、多くの日本のユーザーにはスタイリッシュでアクセサリーが豊富なカローラ、サニーの方が分かりやすかったようだ。

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最終更新:9月18日(日)10時0分

J-CASTニュース

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