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「昔の病気」ではない結核 免疫力低下で発病

伊豆新聞 9月18日(日)14時13分配信

 結核と聞くと「昔の病気」と思われるかもしれません。しかし、国内では、毎年約2万人が新たに結核と診断され、約2千人が命を落としており、決して過去の病気ではありません。

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 結核は、結核菌に感染してから2年以内に発病することが多いと言われていますが、感染から20年以上経過し、加齢や合併症などにより、免疫力が低下した時に発病することもあります。そのため、高齢化率の高い熱海保健所管内では結核の届出が多く、1年間に「新たに結核と診断された人」の人口10万人に占める割合を示す「結核罹患率」は22・8と、県全体の13・8を大きく上回っています。

 結核は、せきやたん、発熱、呼吸困難など、初めのうちは風邪と似た症状が出ます。結核は空気感染といって、患者のせきやくしゃみで空気中に飛び散った結核菌を、周りの人が直接吸い込むことで感染が拡大します。結核と診断されていなくても、せきが出るときはマスクを付けることを心掛けましょう。

 結核の早期発見は、本人の症状の重症化を防ぐためだけではなく、大切な家族や職場などへの感染の拡大を防ぐためにとても大切です。2週間以上、せきやたんが続くようであれば、医療機関を受診しましょう。また、重症化しやすい赤ちゃんは、遅くても1歳までにBCG接種を受けて予防しましょう。

【熱海保健所(熱海健康福祉センター)医療健康課・木村志帆 電0557(82)9126】

最終更新:9月18日(日)14時13分

伊豆新聞