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アロン化成、つえ⇔いす、簡単早変わり アクティブシニア向け商品

SankeiBiz 9月19日(月)8時15分配信

 介護用品の製造販売を手掛けるアロン化成(東京都港区)は、ワンタッチでいすに変わるつえ「Ta-Da(タダ)チェア」を発売した。比較的元気に活動しているアクティブシニアと呼ばれる50~70代の中高年向け商品の第1弾。これまで同社が得意としてきた介護保険対象となる要介護認定者向け商品に次ぐ新シリーズとして展開していく。介護用品店、ネットショップで取り扱うほか、百貨店、雑貨店にも販路を広げる。初年度1000個、来年度は3000個を販売目標としている。

 健康志向が強く、旅行やウオーキングなどを楽しむ活動的な中高年をターゲットにしている。歩き疲れや行列待ちなど、足への負担の悩みが顧客から寄せられたことから、移動補助と休憩を同時にできる商品として企画した。

 普段はつえとして使用し、疲れたときには親指と人さし指の2本だけで手元にあるレバーのロックを解除。いすとして早変わりさせて、座って休むことができる。人間工学に基づいた座面デザインで座り心地の良さを実現。座面は51センチの高さで腰を落として座るより、膝や腰への負担が少なくなっている。本体は920グラムで、体重80キロまでの人が座れる。

 グッドデザイン賞を受賞し、色はライムグリーン、ローズレッド、ブラック、ブラウンの4種類をそろえている。価格は2万1384円。

 同社は、主に下水道配管などの合成樹脂製品を製造している。売り上げの2割を、「安寿」ブランドのポータブルトイレや、入浴用いすなど、介護用品が占めている。

 65歳以上の高齢者人口は3400万人超。このうち620万人超の要介護認定者を除く、80%以上が比較的健康な高齢者と想定されている。また高齢者は2024年ごろまで増加傾向にあることから、アクティブシニア向け商品へのニーズが高まると予想している。

 ライフサポート事業部企画グループの岡部宗彦氏は、「今後アクティブシニア向けの商品アイテムを増やしていき、安寿を上回るブランドに育てていきたい」と話している。

最終更新:9月19日(月)8時15分

SankeiBiz