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「BFG」マーク・ライランスが日本、そして世界に届けたい夢とは…

映画.com 9月18日(日)12時0分配信

 [映画.com ニュース] 「ブリッジ・オブ・スパイ」でアカデミー賞助演男優賞に輝き、ハリウッドに一躍その名をとどろかせたイギリス演劇界の“巨人”マーク・ライランスが、同作に続き2作連続で巨匠スティーブン・スピルバーグとタッグを組んだ新作「BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」を引っさげ来日した。寡黙なソ連のスパイから一転、子どもたちに夢を吹き込む巨人を演じたライランスが語る、日本、そして世界に届けたい夢とは……?

 スピルバーグ監督と米ウォルト・ディズニーの初コラボとなった今作は、「チャーリーとチョコレート工場」の原作者として知られる作家ロアルド・ダールの児童書「オ・ヤサシ巨人BFG」の映画化。心優しい巨人BFGと、ひとりぼっちの少女ソフィーの奇妙な友情と大きな勇気を描いたファンタジーアドベンチャーだ。身長約7メートルながら巨人としては小柄で、風変わりな話し方が特徴のBFGを、ライランスがモーションキャプチャーで演じた。

 演劇界での豊富な経験と実績を誇るライランスにとってモーションキャプチャーは初めての経験だったが、最先端技術に苦労した気配は微じんもない。「一番のチャレンジは、セットのサイズの違いでしょうか」。BFGが暮らす「巨人の国」を少女ソフィーの目線で描く場面では、テーブルからグラスまで特大スケールのものが用意され、ライランスは高く組まれた足場の上で演技をしたという。「私の頭にカメラを着け、下にいるスタッフがiPadをくくりつけた棒を高く掲げて行ったり来たり走るんです。それで、(ソフィー役の)ルビー(・バーンヒル)と私は画面越しにお互いの顔を見ることができます。私たちはテクノロジーを通して気持ちを通い合わせたんです。そこが難しかったですかね」。

 スピルバーグ監督とは、アーネスト・クライン著「ゲームウォーズ」の映画化「レディ・プレイヤー・ワン(原題)」と、歴史ドラマ「The Kidnapping of Edgardo Mortara(原題)」でも顔合わせが決まっており、前者は自身のパートの撮影をすでに終えたそうだ。「スティーブンの作品でオスカーを受賞したとれたことが何よりもうれしかった」と力を込めたライランスは、3度のコラボレーションで「ストーリーそのもの、あるいはストーリーを伝える最善の方法について常に考える」姿勢に多くのことを学んだと語る。さらに、「用意周到かつ真剣、それでいて周囲の人々を励ましてくれます。楽しみながら、みんなを鼓舞し束ねているんです」と巨匠のリーダーシップに絶大な信頼を寄せた。

 BFGは、「夢の国」で集めた“夢”を調合し、人間の世界へ出かけては子どもたちにステキな夢を吹き込むことを仕事にしている。もし、ライランスがBFGになって、日本に夢を届けるとしたら? 「日本だけではなく、世界中の人々に届けたい夢があります。私たちはもっと団結し、お互いに支えあうべきです。この惑星も、太陽系もどんどん変化しています。私たちは協力しなければ、生き続けることができないでしょう。ですから、人々が十人十色であることを尊重できるような夢を届けたいですね」。にこやかに、そして真摯にビッグな夢を描き出した。

 「BFG ビッグ・フレンドリー・ジャイアント」は9月17日公開。

最終更新:9月18日(日)12時0分

映画.com