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ストレスが多いと、おならも増えるって本当?

All About 9月18日(日)17時45分配信

■おならが多いのは、ストレスのせい!?
おならは胃腸をはじめ、すい臓や肝胆などに不調を抱えていると出やすくなります。しかし、体に異常がないのにおならが増えてきた場合、実は「ストレス」が影響しているかもしれないのです。

胃腸の働きを促すのは、リラックス時に優位になる「副交感神経」という自律神経ですが、ストレスが多くなるとこの神経がうまく働かなくなります。そのため、胃腸の働きが悪くなって消化の活動も鈍り、腸の中にガスがたまりやすくなってしまうのです。

また、ストレスが多いときにはイライラしているせいか、よくかまずに早食いすることも多くなります。早食いしてよくかみ砕かれないまま食べ物が胃に送られると、胃腸の負担はますます増え、腸内環境が悪化して、さらにガスがたまりやすい状態になってしまいます。

■おならをガマンすることでさらにストレスに
実際には、お腹の中にガスがたまっても、「おなら体操」のようにかわいく人前でプップッと出すわけにもいかないですよね。お尻の穴にぐっと力を入れて、ガマンしてしまうものです。

なかには、「もしここでおならが出たらどうしよう」と不安になったり、おならをして笑われた人を見て「自分も同じ目にあうんじゃないか」と取り越し苦労をする人もいます。実際に人前でおならをしてしまい、恥ずかしさから対人恐怖になってしまう人もいるでしょう。

このように、おならを恐れて極度の不安を抱えてしまうことを「ガス・おなら恐怖症」といいます。

やっかいなのは、おならを気にし始めるとそれがストレスとなり、さらにガスがたまりやすくなってしまうことです。そのため、おならが気になり始めたら、まずは生活習慣の見直しやストレスの解消を心がけることが大切になります。

それでも、おならが多すぎて困るようなら、内科を受診して腸の状態を詳しく検査してみましょう。内科で異常が見つからず不安感も強いようなら、心療内科や精神科で、心理療法などを受けてみることも一案です。

■くさ~いニオイもストレスとの関係が!?
おならの回数だけでなく、「ニオイ」もストレスと関係している可能性があります。

ストレスによっておならが増えているのに、それをガマンし続けると腸内環境はどんどん悪くなり、さらに臭いガスがたまりやすくなるからです。

また、ストレスを抱えているときには、焼肉で憂さ晴らしをしたりして、肉食に偏りすぎてしまうこともありますよね。しかし、このような食生活が増え続けていくと、出たおならは食べ物が腐敗したような猛烈に臭いニオイになってしまいます。

余談になりますが、ストレスが増えると臭くなるのはおならだけではなく、ワキガもそうだと言われます。花王の実験によると、ストレスを与えられた対象者の約半数は、汗腺から硫黄臭、スパイシー臭、脂肪酸臭の原因となる分泌物の総量が増え、ワキガ臭が顕著に強くなったことがわかりました。

昨今、ストレスと体の関係がさまざまな分野で語られていますが、おならやワキガなど「ニオイ」まで関係しているとは! エチケットの観点からも、ストレス・ケアが必要になってきますね。

■おならを少なくする生活のポイント
では、日常生活の中で、おならを少なくするにはどんな生活を心がけたらよいのでしょう。基本的には、食事、運動、ストレスの3つの習慣を以下のポイントを参考にして見直していきましょう。

●食事
肉食に偏らないように、野菜を取り入れてバランスのよい食事内容を心がけましょう。また、ヨーグルトやみそ、納豆などの発酵食品は、腸内の善玉菌を増やすのに役立ちます。食べ物は、消化がよくなるようにゆっくりとよくかんで食べましょう。

●運動
運動不足だと、ガスもたまりがちになります。ウォーキングやストレッチ、ヨガのように、腸の動きがよくなる運動を取り入れましょう。駅ではエスカレータを使わず、階段を上り下りするだけでも、腸へのよい刺激になります。

●ストレス解消
疲れたときにはゆっくり休養し、心身をリラックスさせることです。

参考文献/「health クリック」(NTTデータ)、asahi.com(2007年03月08日)


文・大美賀 直子(All About ストレス)

大美賀 直子

最終更新:9月18日(日)17時45分

All About