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「#趣味合う人RT」 ハッシュタグで“ふんわり”つながる若者たち 

ITmedia Mobile 9月18日(日)6時10分配信

 「ネットで出会う」と聞くと、なんだか危なげな印象を持つ人もいるのではないでしょうか。大人同士の真剣な出会いとしてネットを使う人もいるでしょうが、若者たちはもっと気軽にネットで友達を作っています。

【画像】ハッシュタグでつながった男女

 そんな10代の若者たちは、Twitterを使ってどうやって知らない人と出会うのか。本人たちを直撃しました。

●連載:JK文化の最前線

最近の若者は、SNSやスマホをどう使うのか? そんな大人たちの疑問に答える連載。10代の女の子を中心とした若者文化の最前線を紹介します。著者の柊そらは、女子高生や女子大生を中心とした若者文化に精通する。

●趣味でつながるハッシュタグ

 リアルな友達で自分の趣味を理解してくれる人がいなくても、インターネットの海を探せば同じ趣味の人が見つかりますよね。若者でなくても、掲示板やHP、mixiなどで共通の趣味の人と出会えた経験がある人もいるのではないでしょうか。

 Twitterのアニメ、アイドルクラスタなどの間でよく見られるのが、好きな作品を羅列した後に「1つでも当てはまる人RT」「好きなアニメあればRT」などのタグをつけるというもの。自分の趣味を公開して、反応してくれた人と相互フォローになって仲良くなるという文化です。

●10代のハッシュタグ文化

 10代の若者たちも、ファッションや音楽、好きな芸能人など、学校以外で趣味の合う友達を見つけるときに、TwitterやInstagramのハッシュタグを活用しています。

 彼らは、アニメや漫画、アイドルなどの定まった趣味だけではなく、ファッション関係や好きな芸能人などの画像を並べて、「趣味合う人RT」「雰囲気嫌いじゃないよって人RT」など、決してコアな趣味ではないようなものでも、ハッシュタグで緩やかにつながろうとしています。

●若者たちがネットで出会うとどうなる?

 そして大人が驚くところは、若者たちは相互フォローなどSNS上でのつながりだけでは満足せず、実際に会って親交を深めることに抵抗を持っていないということです。Twitterをきっかけに出会い、今では一緒にツイキャスをする仲良しペアのミノワタクミくんとリマリリちゃんに聞いてみました。

―― どんなハッシュタグをよく使ってる?

ミノワくん #いいなと思ったらRT、#お洒落さんとつながりたい、#らぶりつ(お気に入りとリツートください、の意味)、#趣味合う人RTとかですね。

―― 中でも仲良くなれる友達が増えるのはどのハッシュタグ?

ミノワくん #趣味合う人RT。

―― 今まで、Twitterやネットがきっかけで実際に会ったのは何人くらい?

ミノワくん 10人くらいです! 原宿ファッションやディズニーが好きなので、同じ趣味の人たちと一緒に原宿にお買い物に行ったりとか、ディズニーに行ったりしています!

―― Twitterやネットで知り合う流れは?

ミノワくん 相互フォロー→リプライ→ダイレクトメッセージ→LINEで、実際に会ってさらに仲良くなるってことが一番多いです。タイムライン上には出せない話をしたいタイミングでDMに移行して「遊びたいね~」というノリになったら最後にLINEを交換して具体的に話します。

―― ネットがきっかけで会うことに抵抗はなかったの?

ミノワくん 最初は不安だったけど、すでに実際に会った友達にどんな子か聞いて安心してから会いました! 親や友達にも最初は心配されたけど、実際に会って楽しんでる写真を送って安心させてましたね。

―― 今すごく仲が良いけどリマリリちゃんとの出会いは?

ミノワくん Twitterでフォローしてくれて、自分も知っていたのでフォロバ(フォローを返すこと)したら仲良くなりました!

―― Twitterでの印象と、実際に会ってみた印象の違いはあった?

ミノワくん Twitterだとホワホワしてて天然そうだなって思ってたけど、しっかりと大人の対応ができる姉的な存在だなって思いました。最初は年上ってこともあってペコペコしてたけど、遊ぶうちにいじりやすくていいキャラだな~って思っていじりまくってます(笑)!

●女子は「出会い」に不安はないの?

 続いて、リマリリちゃんにも聞いてみましょう。女の子は実際に会うことに不安はないのでしょうか。

―― どんなハッシュタグにリアクションすることが多い?

リマリリちゃん #お洒落さんとつながりたい、#fashion。

―― 実際に仲良くなるハッシュタグは?

リマリリちゃん #お洒落さんとつながりたい、#ぼくのわたしのトイルーム、#Dヲタさんとつながりたい(Dヲタ=ディズニーオタクの意味)。

―― Twitterやネットで知り合う人と実際に会うことに抵抗はないの?

リマリリちゃん 全然です! もちろん中には詐欺師みたいな変な人もいっぱいいると思うんですが、たくさん絡んでお互いのことをよく知れば大丈夫だと思います! あと、最初は2人きりになる場所で会わないようにするかな。親にも友達にも、知り合いと遊んでくる~って感じで簡単にしか伝えてないですね。

―― ミノワくんとの出会いは?

リマリリちゃん ずっと気になってて、フォローしたら即フォロバが来て! ずっとリプでお互い気を遣いながら、気になるツイートに絡んでました。私が原宿の古着屋で働くことになったら、会いに来てくれて! そこでLINEを交換して一緒に遊ぶようになりました。今では戦友ですかね。

―― Twitterと実際に会ったときで、印象の違いはあった?

リマリリちゃん Twitterでは自分の世界観を持ってる子だなって思ってて。実際会うと、うるさいしナルシスト! でも良き友って思ってるし、ファッションセンスは尊敬してるし、私よりも美意識高い(笑)!

●事前に相手のことを深く知ることが大事

 若者も知らない人と会うことに多少不安はあるものの、事前に細かなやりとりをしてお互いにフィーリングを確かめたり、共通の友達に聞いたりして、不安を解消してから出会っています。リアルで会って仲良くなると、その後のTwitterでのリプライが密になったり、一緒にツイキャスの配信を始めたりなど、さらにネットでのコミュニケーションも楽しくなるようです。

 危なく見える人もいるかもしれませんが、物心ついたときからスマホがあるデジタルネイティブ世代の若者たちは、自分なりにしっかりと手順を踏んで友達の輪を広げているのです。

最終更新:9月18日(日)6時10分

ITmedia Mobile

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